☆☆☆★★

10月、11月に観た映画とか

えー、ぶっちゃけまだ本調子じゃありませんが、いつまでも凹んでばかりもいられないので、とりあえずここ最近でまだ書いてなかった映画のレビューを、まとめて書いておきたいと思います。 「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」 さすがにグレース・ケリー…

「ふしぎな岬の物語」感想

森沢明夫原作の小説「虹の岬の喫茶店」を、吉永小百合企画・主演、「八日目の蝉」の成島出監督で映画化。千葉県鋸南町を舞台に、岬の喫茶店を経営する女性と、その周囲の人々の悲喜交々を描く。 誤解を恐れず言えば、吉永小百合氏は実に不思議な御仁である。…

「サボタージュ」感想

「エンド・オブ・ウォッチ」のデヴィッド・エアー監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演。アガサ・クリスティの推理小説「そして誰もいなくなった」を原作に、猟奇殺人事件に巻き込まれる麻薬捜査特殊部隊の姿を描くアクションスリラー。 ちなみに、タ…

「イコライザー」感想

1980年代にアメリカで制作されたテレビドラマ「ザ・シークレット・ハンター」を、「エンド・オブ・ホワイトハウス」のアントワーン・フークア監督、「フライト」のデンゼル・ワシントン主演でリメイク映画化。 ちなみに、リメイクとはいうものの、ストー…

「荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜」感想

「テッド」のセス・マクファーレン監督・製作・脚本・主演。西部開拓時代の田舎町を舞台に、ヘタレな羊飼いの青年が、なぜか西部一の極悪人と対決する事になる様を描く、ウエスタンコメディー。 タランティーノやロドリゲスに代表される、いかにもな映画ヲタ…

「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」感想

ハリウッドのアクションスターが一堂に介する、オールスターアクションムービー「エクスペンダブルズ」シリーズの第3弾。 基本、スタローン、シュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレンといったお馴染みのメンバーが、銃火器をド派…

「蜩ノ記」感想

第146回直木賞を受賞した葉室麟原作の時代小説を、「雨あがる」の小泉堯史監督、「渇き。」の役所広司×「天地明察」の岡田准一主演で映画化。不義密通の罪で十年後の切腹を命じられた元勘定奉行と、彼の監視役を命じられた男の姿を通じ、人としての誇りと正…

「プロミスト・ランド」感想

「ミルク」のガス・ヴァン・サント監督、「ボーン・アイデンティティー」のマット・デイモン主演。エネルギー会社のエリート社員が、とある田舎町の天然ガス掘削権を巡るトラブルを通じ、自分自身を向き合う社会派ストーリー。 「グッド・ウィル・ハンティン…

「映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」感想

毎年恒例、秋のプリキュア劇場版。 「ひぐらしのなく頃に」シリーズで知られる今千秋氏を監督に招いての本作。そのためか今までの劇場版とは若干毛色の違う、しかし女性らしい細やかな仕事の光る、なかなかの秀作。「ハトプリ」は別格としても、それ以降のシ…

「柘榴坂の仇討」感想

浅田次郎原作、短編集「五郎治殿御始末」収録の時代短編小説を、「沈まぬ太陽」の若松節朗監督、中井貴一×阿部寛主演で映画化。 浅田次郎ファンを自称する小生だが、残念ながら原作は未読…のはずなのに、部屋の本棚を見ると、なぜか普通に置いてあった(笑)…

「サミーとシェリー 七つの海の大冒険」感想

「ナットのスペースアドベンチャー3D」のベン・スタッセン監督、脚本。ウミガメのサリーが、世界中の海を巡る大冒険を繰り広げる、ベルギー産CGアニメーション。 率直に言うと、極めて凡庸。可もなく不可もなく、毒にも薬にもならない。強いて挙げるなら、…

「舞妓はレディ」感想

「Shall we ダンス?」の周防正行監督、「おおかみこどもの雨と雪」の上白石萌音(かみしらいしもね)主演。京都の花街を舞台に、舞妓になるべく田舎からやってきた少女の成長を描く。 監督曰く、1992年公開の「シコふんじゃった」撮影終了直後から構想を…

「猿の惑星: 新世紀」感想

「モールス」のマット・リーブス監督、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェイソン・クラーク×「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキス主演。2011年公開の前作「猿の惑星:創世記」から10年後の世界、進化した猿たちと、生き残った人類との交流…

「バツイチは恋のはじまり」感想

「ハートブレイカー」のパスカル・ショメイユ監督、「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー主演。初婚は必ず失敗するというジンクスを持つ家系の女が、本命の彼氏と結婚するため、行きずりの男との偽装結婚を企てるラブコメディ。 かの名作「…

「劇場版カードファイト!!ヴァンガード 3つのゲーム/ネオンメサイア」感想

株式会社ブシロードが展開するカードゲームを題材にした劇場版二本立て。 まず一本目の「3つのゲーム」は、単発テレビドラマ「STAND UP!ヴァンガード」の後日談にして、ヴァンガードのイメージキャラクターを務めるDAIGO主演の実写パート。 爆破犯の凶…

「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」感想

「ハゲタカ」「竜馬伝」の大友啓史監督、「仮面ライダー電王」の佐藤健主演。和月伸宏の人気コミック「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を原作とする、実写映画化第2弾、及び第3弾にして完結編。日本政府転覆を企てる志々雄真実一派と、剣心の宿命の戦いを…

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」感想

「スーパー!」のジェームス・ガン監督、「LEGOムービー」のクリス・プラット主演。マーベルコミックスのスーパーヒーローを題材にした、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第10弾。お尋ね者5人が、ひょんな事からヒーロー(?)チームを結成、…

「アイ・フランケンシュタイン」感想

「アンダーワールド」シリーズのケヴィン・グレイヴォー原作のグラフィック・ノベルを、「ダークナイト」のアーロン・エッカート主演で映画化。フランケン博士に創造され、200年生き続けたモンスター・アダムと、彼の秘密を狙う悪魔との戦いを描く、アク…

「フライト・ゲーム」感想

「アンノウン」のジャウマ・コレット=セラ監督、「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン主演。高度12000mを飛行中の旅客機内、航空保安官の下に送られてきた謎の脅迫メールをきっかけに巻き起こる、搭乗者146人全員人質にして容疑者の密室サス…

「LUCY/ルーシー」感想

「レオン」のリュック・ベッソン監督、脚本。「アべンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソン主演。普段10%しか使われていないとされる脳を覚醒させた女性が巻き起こす、SFサスペンスアクション。 「何も考えず、ただ頭を空っぽにして楽しく観る」事こそ…

「イントゥ・ザ・ストーム」感想

「ファイナル・デッドブリッジ」のスティーヴン・クォーレ監督、「ホビット」のリチャード・アーミティッジ主演。巨大竜巻の圧倒的破壊力に翻弄される人々を描く、パニックムービー。 巨大怪獣や金属生命体とは違い、世界中の軍事力、あるいは科学力を結集し…

「思い出のマーニー」感想

イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソン原作の児童文学小説を、「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌監督、スタジオジブリ製作で長編アニメ映画化。 哀しい過去により心を閉ざした少女・杏奈が、喘息の療養のために訪れた北海道の田舎町で、湿地に建つ…

「トランスフォーマー/ロストエイジ」感想

ハズブロの玩具「トランスフォーマー」を基にした映画シリーズの第4弾にして、主演をシャイア・ラブーフから「Ted」のマーク・ウォールバーグにコンバートしての新3部作第1弾。 前シリーズ同様、観ている間はすごく楽しい。車や飛行機がシャキーンと変…

「STAND BY ME ドラえもん」感想

日本を代表する国民的テレビアニメを、原作者藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品として、「friends もののけ島のナキ」の八木竜一×山崎貴監督で3DCG映画化。 良くも悪くも、まったく普通の「ドラえもん」。正直それ以上の言いようがないので、これより他…

「マレフィセント」感想

「トゥームレイダー」シリーズのアンジェリーナ・ジョリー×「SUPER8/スーパーエイト」のエル・ファニング主演。1959年公開のディズニーアニメ映画「眠れる森の美女」を、悪役の魔女マレフィセントに視点から描いたアナザー・ストーリー。 勧善懲悪の物語…

「GODZILLA ゴジラ」(2014年版)感想

言わずと知れた日本を代表する怪獣映画シリーズ「ゴジラ」を、「モンスターズ/地球外生命体」のギャレス・エドワーズ監督、「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソン主演でハリウッドリブート。 念のため前置きしておくが、小生は一応特撮ヲタクを…

「劇場版 烈車戦隊トッキュウジャー&仮面ライダー鎧武」感想

毎年恒例の、スーパー戦隊&仮面ライダー夏の劇場版二本立て。 一本目は「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS」。 25年に一度、地球の近くを通りかかるギャラクシーラインが、シャドーライン幹部ナイル伯爵により襲撃を受ける。ギ…

「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」感想

ディズニートゥーン・スタジオズ製作による、人気シリーズ「カーズ」のスピンオフ作品第二弾。世界一周レースでの優勝で、一躍大スターとなった元農薬散布機のダスティが、自分達の飛行場を守るため消防士を目指す。 前作から一年も待たずに続編とは、ディズ…

「渇き。」感想

第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した、深町秋生の推理小説を、「告白」の中島哲也監督、「聯合艦隊司令長官 山本五十六」の役所広司主演で映画化。 同監督の前作「告白」以上に凄惨さと残虐性を全面に押し出した、360度どこを切ってもクズば…

「超高速!参勤交代」感想

第37回城戸賞を受賞した土橋章宏の脚本を、「すべては君に逢えたから」の本木克英監督、ドラマ「ハンチョウ」シリーズの佐々木蔵之介主演で映画化。 享保20年(1735年)、湯長谷藩(現在の福島県いわき市)藩主・内藤政醇とその家臣達が、一年間の江戸での勤…