「劇場版カードファイト!!ヴァンガード 3つのゲーム/ネオンメサイア」感想


 株式会社ブシロードが展開するカードゲームを題材にした劇場版二本立て。


 まず一本目の「3つのゲーム」は、単発テレビドラマ「STAND UP!ヴァンガードの後日談にして、ヴァンガードのイメージキャラクターを務めるAIG主演の実写パート。
 爆破犯の凶行を止めるため、ヴァンガードが一番強い大人」DAIGO先生がウィッシュ!と大活躍…ってなストーリーなのだが、まあ何というか、内容も作りも随分安上がりというか、むしろチープというか、正直実写映画の撮り方を知らない人が撮ったとしか思えない出来だった。

 まあ、アニメパートの前座的な扱いではあるし、誰もそこまで高い完成度を求めてはいないだろうが、あそこまでスッカスカなシナリオと、主役のクサ過ぎる棒読み芝居には、笑いを堪えるのが必死なレベル。なぜか三森すずこ橘田いずみが顔出し出演している点と、高知東生スタンダップ!ザ!ヴァンガード!!」以外、特に見所ナシ。
 とりあえず、日本の警察はあんなズボラじゃないよって事だけ、呈しておく。

 あと、こっそりスギちゃんが出てたけど、まあどうでもいいや(エー)。


 続いて2本目は、「ネオンメサイア先導アイチきゅん櫂トシキカップル(違)が、地球と惑星クレイの命運をかけたファイトに挑むわけだが、こちらは基本的に、あらゆる事がヴァンガードで解決してしまう超展開という意味では、テレビシリーズとほぼ同じ(エーー)。

 とはいえ、劇場版だけに作画も非常に気合が入っており(制作はいつものトムスではなく、ライデンフィルムとの事)、ヴァンガードファイトの模様に至っては、イメージをそのまま具現化し、実際に戦っているような描写でグッド。特に、本作オリジナルのライバルキャラクター・伊吹コウジとの最終決戦は、迫力ありすぎて逆にゲームのルールとかどうなってるんだろうと思ってしまった(笑)。

 時系列的にどの辺なのか、とか、なんでアイチきゅんギオン使ってんの?とか、いろいろ疑問はあるものの、一種のファンムービーとして観れば、充分楽しめる内容。ちなみに一番の見所は、アイチきゅんの自宅デートシーン(違)。

 あと、ママン可愛すぎ(エーーー)。


 ☆☆☆★★

 でも一番衝撃的だったのは、「栗」こと小さな賢者マロンが男の娘だと判明した事(マテ)。でもまあ…、いっか(ナニガ?)。星3つ!!