天ノ川、モデルやめるってよ
はいはい、同ネタ多数ですよ。ついでに言うと、辞めるんじゃなくてしばらく休むだけですよ(Super throwing spear)。
さておき、本年度マイMVP獲得(一昨日の記事参照)の「Go!プリンセスプリキュア」第43話。
きららさん回、後編。今回はきららさんエピに一区切りつけるとともに、図らずも個人的にいまいち納得いってなかった「スマプリ」のれいかさんのエピ(奇しくも同じく43話)のリベンジとも言える内容で、毎度の事ながら非常によくできてたね。
まあ「スマプリ」は、どちらかと言うと友達や絆の大切さにウェイトを置いてたし、プリキュアとしての使命云々ってのもあって、ああいう描き方になっちゃったんだろうけど、例の「一枚のクッキーを6つに割ってみんなで食べた方がおいしい」理論と同様、そこに固執しすぎちゃったきらいがあったんだよね。
でも、成長譚である以上、自分の夢の叶えるために、友達と別れる目先の寂しさより、将来へのステップを優先するべきだったんじゃないかなと。みんなの夢を守るはずのプリキュアが、自分の夢をなおざりにするのはうまくあんめぇ、それじゃあまるで本末転倒じゃないかって、今でも思ってるんだわ。
それが今回、あの時「もっとこうすればよかったのに」「こういう展開の方がよかったのでは?」と思ってた事のほとんどを、きっちりと片付けてくれた、あるいはそれ以上のモノを見せてくれたんで、心の底からハラショーだよ。「スマプリ」がダメとは決して言わないけど、むしろ好きな作品だけども、まさに王道にして正統な進化を観た、という気分だね。
察するに、先週も書いたけど、きららさんって天才肌の完璧主義者なんだよね。自分がやろうと思ったことは十全にこなせるし、そうじゃないと許せないタイプ。それは同時に、例えばプリキュアにしても、チームはチームとして全力で戦うけども、あくまで自分は自分、という考え方。
もちろん、色んな人たちの支えがあって、今日までやって来れたのが分からないわけじゃないけど、究極的に自分が今この場所に立っているのは自分の力だと信じてる子で、実際そのとおりなんだと思う。それが彼女にとっての最大の長所でもあり、また弱点でもあるわけで。
モデル休業の件を、誰にも相談せず自分で全部決めちゃってたのも、自分の事は全て自分で背負ってしまう、彼女らしい判断と言える。要するに、良くも悪くも我が強すぎて、人に甘えたり頼ったりするのが下手なんだな。それが、救ったはずの後輩ちゃんを苦しめてしまっている事にも、気づかないくらいに。
そんな彼女とはある意味対極にいながら、普通の友達として彼女を見てきたはるはるだからこそ、変に説教したり、泥臭い御涙頂戴劇に走らず、貴方はそのままでいいんだよ、でもほんの少しだけでも寄りかかってくれてもいいんだよというメッセージを、手作りのファッションショーを通じて極めて優しく伝えることができたんだろうな。
春までにパリに行くことがなってしまったけども、実はこれも、彼女が必死で頑張ってきたからこそ、その才能を認めてくれた人から差し伸べられた手なんだよね。ネットでは「次のプリキュアが始まるまでか」なんて意見もあるけど、そこは割と重要じゃなくてね(まあ、それまでにディスダーク倒せなかったらどうすんだって話ではあるけど)、大事なのは、彼女達がしっかりと成長し、夢に向かって進んでいるって点なんだよ。
とはいえ、何だかんだで春のオールスターには一時帰国するだろうしね(オイ)。つーか今、時期的にパリはやめといた方がいいと思うよ(オイキサマ)。
さてさて、次回はいよいよみなみん回か。司会役だったとはいえ、今回のファッションショーでランウェイを歩かなかった事も、さりげなくフックになってる気がするな。
さあ、彼女がどんな選択をするのか、楽しみ楽しみ。
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