ドラゴンボールとかウルトラマンとかの話し

 先日、周南に「復活の「F」」を観に行った時の話し。上映開始まで、ロビー周辺でスマホをいじっていると、小学生の集団がガチャガチャの前に群がり、何やら見せ合いつつ、喜んだりガッカリしたりしていた。
 遠巻きに眺めてみると、どうやらガチャガチャのドラゴンボールフィギュア(なのか?)で、レアキャラが出ただの、またダブっただのと、騒いでいる様子。明らかに彼らが生まれる前の作品であるにも関わらず、何十年にも渡って愛されるドラゴンボールの凄さに、感慨を覚えてしまった。

 思えば今から十数年前、まだ大阪に住んでいる頃、近所のおもちゃ屋に予約していたゲームを買いに行った際も、当時件の彼らと同年代ぐらいのチビッコ達が、やはりカードダスか何かを見せあって遊んでいた。ちょっと話をする機会があったので、ドラゴンボールのストーリー全部知っているのか聞いてみると、彼らのほとんどは、悟空スーパーサイヤ人になる前後からしか知らず、そのうちの一人に、どこかしらで原作の最初の方を読んだ事はあるが、まだ悟空が小さかった頃の話はよく分からないと返された。

 昨今は、アニメのオリジナルストーリーや、ゲームなどパラレル設定も増えてきて、全体を把握しきれないほどに世界観が肥大化してしまったきらいもあるが、それも世代を越えて親しまれている証拠なのだろう。とはいえ、21世紀生まれの若人まで惹きつけるとは、鳥山明先生恐るべし!!

 …なーんて話を、本日職場でしていると、小生より少し上の世代の方にこうツッコまれた。
「何言ってんだ。お前だってお前が生まれる何年も前の作品である、ウルトラマン仮面ライダーの話し、しょっちゅうしてるじゃねぇか」
 ああ、そう言われればそうだ(笑)。まあ、ウルトラマンなどは定期的に新シリーズが製作されているが、ドラゴンボールは基本一つのストーリー内であるから、一概に並べられない部分もあるが、確かに自分が生まれる何年の前のアニメや特撮の、どうでもいいムダ裏知識、いっぱい知ってるわ。何でウルトラセブンにだけ「マン」がつかないか、とか。

 彼らが大人になる頃、彼らの子供にあたる世代も、同じくドラゴンボールに夢中になるのだろうか。それ以前に、これから先、ドラゴンボールと肩を並べる作品が、世に出てくるのだろうか。ん?「ワンピース」?うん、まあ可能性はゼロではないけど、例えばうちの親父みたいに、テレビなんてニュースと野球中継と医学系バラエティしか観ないような人にでも認知されてる、というか。


 確実に言えるのは、小生は還暦越えても、ずっとガンダムガンダム言ってる事か(笑)。

 じゃ、大したオチもなく。