今日の昼食中のできごと


 広島に映画を観に行ったついでに、小生のライフワークであるお好み焼屋巡りを実行。詳しい店名はあえて伏せるとして、近所でも長年愛されているお店らしく、味は申し分なし。上に乗っかった半熟目玉焼きも嬉しく、なかなかのヒットだった。

 まあ、それはさておき。小生がカウンターで食っている途中、どうやら常連と思しきおばちゃん(イメージ的にはめぞん一刻一ノ瀬さんみたいな感じ)が入店。店長の女将と何やら親しげに話しつつ、小生の隣の椅子に座った。

 と、おもむろにカバンから煙草を取り出し、何ら躊躇する事なく咥えはじめる。確かに禁煙席ではないにせよ、人が飯食ってる傍で堂々と煙草をふかすとは、何という無神経。正直、小生が最も嫌いな人種である。

 ところがこのおばちゃん、小生の存在に気づくや否や(別に睨んだり何かしたわけではない。念のため)、今まさに火を点けようとしていたライターを引っ込め、そそくさと煙草を箱に戻した。そして、小生が食べ終わり、席を立つのを見計らい、周りにも客がいない事を確認してから、再び煙草を咥えた。

 まったく失礼ながら、小生は喫煙者、特におばちゃんと呼ばれる年齢の方で、こんな気配りのできる御仁を初めて見た。もちろん、喫煙者が皆が皆ところかまわずプカプカ煙をふかす連中ばかりとは思っていないが、本当にこんな人がいるんだと、変に感動してしまった。

 ぶっちゃけ、心の底で一発シバいたろかと思っていたのが申し訳ない。せめて店を出る際、一礼でも返すべきだったと、自分の浅慮を恥じるとともに、マナーの大切さを改めて思い知らされた。

 もっとも、その後の映画鑑賞中、ほぼ同じぐらいの年齢の女性が、孫か息子と思しき男児が会場内をキャッキャ言いながら走り回るのを注意一つしない事に、殺意すら覚えたが(エー)。

 そんなわけで、今日も大したオチもなく。