「オーガスト・ウォーズ」Blu-rayで視聴

 確か日本公開は「パシフィック・リム」と同時期で、こっちも観たいなーと思いつつ、ついに近郊で上映されず、当時悔しい思いをした。前評判も非常によく、期待していたが、なるほどこれは一本取られた。

 感覚としては、「パンズ・ラビリンス」7、「トランスフォーマー」2、人によっては「ライブ・イズ・ビューティフル」、個人的には「ウィッチブレイド」他で1といった割合か。子供の空想を基にしたSFアクションかと思わせといて、その実、我が子の為に奔走する母親の強い愛情がギュギュッと詰まった秀作。戦争というどうしようもない絶望的な現実に、大人があえて子供の心の世界に触れていく件は、映画館で観ていたら号泣必至だったに違いない。

 実際に起きた紛争を、こういう視線から描けるとは、やるなロシア。まあ、この紛争のおかげでエレーネ・ゲデヴァニシヴィリグルジアフィギュアスケーター。推定Gカップ)は大変な目に遭ったのだが、作品としては文句なしに星4つ以上確実。