「椿三十郎」DVDで視聴

 今回観たのは1962年公開のオリジナル版。織田裕二主演の2007年版も当時映画館で観たけども、正直こちらの方が圧倒的に面白い。話しのテンポもいいし、カットの撮り方も心得るし、何より三船敏郎先生の存在感が素晴らしい。若手役に加山雄三田中邦衛が出演してるのも貴重。

 しかし平成版、天下の故・森田芳光監督だし、時代劇の撮り方も充分分かってる人だったのに、何であんなにつまらなかったんだろう。同じ脚本で尺が30分近く長くしたため、途中で間延びしたとか?いや、それにしたって、あの緊張感のなさは…。

 まあともかく、ぶっちゃけ黒澤映画はほぼ未消化なんで、これからコツコツ観て行こう。映画ヲタクを自称する限り、そのくらい観ておかんとな。