「第三の男」DVDで視聴

 この時代の名作と呼ばれる作品はだいたいそうだけど、本作もまた「サスペンスとはこうあるべき」というか、ある意味教科書的な手堅い作りだよな、と。主人公の三文作家と女優、そして物語のキーとなる「第3の男」との三角関係が、ごく自然にストーリーと噛み合っている点もさることながら、荒廃したウィーンの街と、陰影を意識した美しいコントラストも秀逸。これはモノクロだからこその良さであって、ヘタにリメイクしない方がいいな、ウン。

 ところで本作のテーマ曲、どっかで聴いた事あるなーと思いきや、ヱビスビールのCMで流れてるアレだった。こういう発見も、過去の名画を観る醍醐味だったりするんだよな。あー、よなよなエール飲みてー(ドユコト?)