うたプリと夏アニメについて

 まあそんなわけで、ツタヤの半額デーで、他の映画とともにうたプリ1期のDVDを一度に3枚借りてしまい、消化するのに休日が丸ごと潰れたダメ親父です。みなさんお元気ですか。

 当初はまったく興味なくてスルーしてたうたプリも、2期から観始めたら意外と面白く、気がつけば仕事中でも「♪あーげましょーおー ニセンパLOVE!(LOVE!!) 」とか「♪きみがうーたに うーまれっかーわーる」とか口ずさんでたりする始末(笑)。実際、ガルガンティアキョウリュウジャーを除けば、今年観た中でも上位の作品だし、どうせなら一期も観ておこうと、まあそんな感じ。
 盆休みはどこにも出かける予定がないし、折を見て残りも視聴しよう、ウン。


 で、それと並行して今期アニメも何本か消化。しかしぶっちゃけ、粒ぞろいだった去年と比べると、半分以上は「何コレ?」ってな具合。何というか、ターゲットが露骨過ぎるというか、悪い意味で冒険に出ていない。一部のカテゴリー、例えば腐ってる人とか学生生活にトラウマを抱えた、ものすごくニッチ向けな作品が多すぎる気がする。
 また、「物語」シリーズに影響されてか、会話劇を前面に出した作風をウリにしているものの、正直キャラクターがン番煎じな上に、その動かし方も心得ておらず、さらに言うなら言葉のコミュニケーションによる面白さをさっぱり理解していない、要するに根本から成立していない作品もしばしば。

 もちろん、小生の個人的な意見であるし、それを楽しんでいる人もいるのだろうが、本当にこんな事で大丈夫なんだろうか、以前テレビで宮崎監督が仰られていたように「どんな娯楽文化ももって50年。その意味でアニメはもう既にピークを越えている」とするならば、このまま衰退していくしかないのかと、余計な危機感を覚えてしまう。

 ぶっちゃけ、ヲタ向けだろうと腐向けだろうと、面白ければ、金を払うだけ価値があればそれでいい。うたプリなんてまさにその典型。しかし、いつまでも限られた村だけを相手にする商売では、先細りは目に見えている。その場しのぎの小遣い稼ぎより、もっと足腰のしっかりした、胸張って広く世に出せる作品を出来うる限り作っていく事が、結果的に業界全体を寿命を延ばす事に繋がるのではないか、…なんて事を随分前から言っているのだが、こういう作品陣を観ていると、うーん…。


 とりあえず、今期で今のところ面白いと思えるのは、続き物を除けば恋愛ラボサーバント×サービス、それから義風堂々ぐらい。前の二つは基本を外してない、意外と丁寧な作りがいい。後者は…まあ勢い?(笑)

 ちなみにダメなのは…、あー、あえて語るめぇ。また変な信者にインネンつけられちゃ適わんし、円盤の売り上げ見れば分かるだろう(笑)。


 じゃあ、大してオチもなく、今日はこの辺で。