一度に訃報が二つ…、について

 仕事の昼休み中、何気なくスマホツイッターのTLを眺めてみたところ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのリーダー・モーリス・ホワイトの訃報が。

 名前は知らなくとも、70,80年代を代表する、美しいメロディーとキャッチーでパワフルなナンバーには、誰もが一度は聞き覚えがあるでしょう。フランス映画最強のふたりで、作品世界を盛り上げる劇中曲として、効果的に使われていたのが印象的でした。
 近いうちにちゃんと聴き直そうと思っていた矢先の訃報、本当に残念です。ご冥福を祈りします。


 それから数分後、同じくツイッターに、今度は造形師でイラストレーター、兼キャラクターデザイナー韮沢靖さんの訃報を目にし、腰を抜かした次第。


 その禍々しくも独創的で、どこかエロティズムすら感じさせるクリーチャーデザインで、日本サブカル界を牽引。牙狼平成ライダーシリーズをはじめ、多岐に渡る分野でご活躍された、唯一無二にして常にトップランナーであり続けた韮沢さんの早すぎる旅立ちは、ファンにとって深い哀しみであると同時に、全世界の大きな損失となる事でしょう。
 小生自身でも、一時期同氏を目標にしていた事もあり、あの最高にクールで激しくカッコいいデザインが二度と見られないのかと思うと、寂寥と痛哭を禁じ得ません。

 まさか、尊敬すべき先人が一日に二人も亡くなるとは、夢にも思いませんでしたが、これからもお二人の残された作品を大切に守り、次世代へと繋げて行きたいと存じます。


 素晴らしい作品の数々、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。