2015年、映画総評のようなもの
えー、2015年も残すところ、あと数時間となりました。
世間的には安保法案やら、無差別テロ事件やら、福山ましゃ治の電撃婚と千原ジュニアのダダ被り婚やら、激動の一年となりましたが、個人としては3月に愛車を擦って修理費7万取られたり、PCを買い替えたら信じられないくらいのポンコツで、結局ノートPCに買い替え直したり、とうとう小諸に一度も行けなかったりした以外は、特に大きな事件もなく、よく言えば安定した、悪く言えば可もなく不可もない年でした。
で、肝心の映画の方ですが、仕事の忙しさとモチベーションの低下もあり、鑑賞した作品の約半分が未レビューという、例年以上の体たらくで、一時期は本気で当ブログをやめようかと悩んだ事もありました。まあ、全てはテメェの至らなさがゆえに招いた事ですので、来年は可能な限り書けるよう、深く反省するとともに精進していく所存です。
そんなわけで、今年映画館で鑑賞した作品、個人的ベスト5傑は以下の通りです(順不同)。
巨匠クリント・イーストウッドが貫録を見せつけた「アメリカン・スナイパー」に、30年ぶりの新作で世界中をヒャッハー!の渦に巻き込んだ「マッドマックス」、そして名作「ロッキー」の魂を受け継ぎつつ、正統進化させた「クリード」と、今年の洋画は新旧の感性が入り乱れる、非常に面白い恰好になりました。
逆に邦画界は、後述するそこそこのヒット作はあったものの、いまいちパンチが弱く、抜きんでた作品が乏しかった印象を受けました。そんな中、「海街diary」と「KANO」の二本は、他を圧倒する内容と完成度で、見事日本映画をけん引してくれたと思います。
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続いて次点、応援しときたい作品10傑(同じく順不同)。
感想書いてない作品も多々ありますが、まあ気にしない方向でお願いします(エー)。アニメに関して言いますと、「バケモノの子」「ここさけ」といった話題作も多く、本数もそれに比例してか多かったように思えますが、正直昨年よろしく豊作とは言い難く、あと一歩、あるいはもう一捻り二捻り足りない作品が目立ったと思われます。
「百日紅」のような意欲作や、「シンドバット」のような原点回帰を思わせる作品を観るにつけ、アニメ業界も大きな転換期に来ているのではという思いが、例年以上に強くなった一年でした。来年は、いよいよあの作品が公開されますし、少しでも状況が好転してくれる事を願います。
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オマケ。今年のダメ映画三人衆。
この3つは、本当にどうしてこんなにダメなのか、もはや制作された目的すら分からないレベルのダメダメさ加減でした。日本映画はこの失敗を生かし、よりよい作品作りに励んでいただきたく思います。
さて、今年もこんなヲタおっさんのヘボブログにお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。来年が皆々様にとって良い年でありますよう、心よりお祈りいたします。
それでは皆さま、よいお年を。来年もよろしくお願いいたします。