「劇場版 仮面ライダードライブ/手裏剣戦隊ニンニンジャー」感想
まずは「手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!」。
良くも悪くも、いつも通り。シュリケンジンダイノや、FUJIWARAフジモンといった劇場版ならではの要素はあるものの、やってる事に大きな違いはなし。
とはいえ、元がシンプルで分かりやすいアクション活劇であるため、それでも十分以上に面白い。欲を言えば、せっかく忍隠れの里が舞台なのだから、伊賀崎流とは違う流派の忍術、あるいはメインメンバーとのコラボ攻撃なんかも観たかったが、それは来年のVSシリーズの楽しみという事にしておこう。
続いて、「劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」。
ダークドライブが駆るネクストライドロンのベース車両に、メルセデス・ベンツ・AMG GTが使用される事でも話題となった本作だが、ドライブらしいサスペンス要素と、危機的状況から大逆転を果たす爽快さが相まって、非常に見応えあり。
若干、冒頭からダークドライブの正体が何となく分かってしまう点や、物語にもう少し厚みがあってもいいかなーと思う面はあるにせよ、子供向けヒーロームービーである事を鑑みれば、納得の出来といえる。
個人的な見解を言えば、予告で視聴者の度肝を抜いたと思しき、しんちゃんがベルトさんを破壊するシーン。登場が思いのほか早かったのもそうだが、そこからの怒涛の展開、特にプロトトライドロンに乗るまでの一連の流れと、ベルトさん復活の件は、二人がこれまで育んできた、友情を越えた絆を垣間見るようで、胸が熱くなった。
正直、あんな強引な方法でいいのか?ってのと、タイプスペシャルのデザインが微妙なのはさておき、集大成という意味でも、合格点と評しておきたい。
余談だが、本作でプレデビューの新ライダー・ゴースト。例年通り「動けばカッコよく見える」点に異論はないものの、本編でもあんな猫背で、ゆら〜っとした動きなんだろうか。しかも、ちょっと浮いてたし。
観る限り、今回のドライバーはウィザード並にやかましそう。そういえば、まだキャストも正式発表されていないし、いっそ視聴者にも正体が分からないまま、というのも面白いかもしれない。とにかく、期待して待っていよう。
さて、恐ろしく漠然とした感想になってしまったけど、今回はこの辺で。アバヨ!!
☆☆☆★★+
あと、警察官がドライブに敬礼するシーンは好き、星3つプラス!!
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