まさか父の日と傘の日をかけてくるとは…!!

 「2月22日(ニンニンニン)で忍者の日」「4月12日で良い忍者の日」など、日付にこだわる同シリーズ、世間体的にスルーされがちな父の日(オイ)と一緒に、こんな超マイナーな記念日までフィーチャーしてくる辺り、さすが。

 ちなみに正しい傘の日は6月11日で、その前後に入梅(梅雨入り)になる事が多いために制定されたとか。あと、声優の関俊彦さん津田健次郎さん、ミュージシャンの浜崎貴司氏(フライング・キッズ)、ついでにムーディ勝山の誕生日でもありそうな。

 余談だけど、万年筆の日ってのもあるらしく、サウジアラビア建国記念日と同じ9月23日なんだとか。


 さておき、ニンニンジャー第16話。


 アッパレくんパパ、大活躍?の巻。そもそも、スーパーの傘立てにあんな高そうな和傘があったら、何かしら勘ぐるだろうと。ああいうところが、忍者に向いてないって笹野さんに見抜かれたのでは?

 まあしかし、使えなくなったはずの忍術が、息子達のピンチに突然限定的に甦るってのは、ベタだけどいい展開だったな。作中の会話によると、今の風花ちゃんぐらいの年に使えなくなったそうだけど、これは後々のフラグかも。
 某タイバニタイガーさんよろしく、ごく稀にそういう事が起こる体質、あるいは血族で、それを乗り越えた者だけがラストニンジャに一歩近づける、みたいなね。
 流れ的には風花ちゃんがなりそうだけど、できればアッパレくんの方が面白いかも。忍術が使えなくなっても「なんか熱いなー、コレ!」って言えるのか、興味深いところ。
 つーか、今のフリーザが退場する前後に強敵が現れて、そんなタイミングで6人全員が〜って展開が一番妥当だろうけどね。

 それから、和傘って男用と女用あるから、使う時は気をつけた方がいいよ。詳しくは知らないけど、確かいわゆる「蛇の目傘」ってのが女性用らしい。

 今週の妖怪。どうして特売日には必ずスーパーに行く事まで調べがついているのに、棲家の特定ができないのか。あんな奇特で古めかしい屋敷、たぶんご近所でも「忍者屋敷」とか呼ばれて相当有名だと思うんだけど。普通に探偵でも雇った方が早くね?(暴言)


 今週は本作で始めて、ライターがメインの下山さんから毛利亘宏さんに替わったせいか、いつもとちょっと雰囲気というか、毛色が違うような印象だったな。色んなライターさんのいろんな視点から書く事によって、物語をより様々な側面が出るから、すごくいいと思うよ。
 そりゃ、キョウリュウジャーの時みたいに、一人で書かれる場合もあるけど、あれは三条陸さんという才能があってのモンだからね。だから、別に下山さんが悪いってんじゃなく、この人ならこのキャラをこう書くというのがもっと観られると、我々としても嬉しいってわけ。

 しつこいようだけど、ここはやはり浦沢義雄さんの参戦が待たれるところだよな。あの人ならまた、妖怪とその辺のオバチャンが駆け落ちするエピとか平気で書いてきそうだけど(笑)。


 じゃ、今週はこの辺で。