大胆な告白(という名の殴り合い)は、女の子の特権よ!!

 そんなわけで、迷走続くハピネスチャージプリキュア!第43話。


 注意:今回はいつも以上に辛口です。読んで気分を害されたくない方、今週のエピをちょっとでも面白いと思った方は、これより下には読み進まない事を、オススメします。万が一、不愉快な思いをされましても、当局は一切関知いたしませんので、あしからず。


 國府田さんとの最終決戦の巻。30分の尺の間に、見た目の変化が目まぐるし過ぎるのですが。特に中盤からクライマックスにかけて、突然キルラキルが始まったのかと思いました(笑い)。よく観ると、途中からセーラー服着てましたしね(錯覚)。

 つーかアレだ、戦闘シーンはグリグリ動いてたし、稲上さん作画はムダにキレイだったしで、大友的にはスゲェ楽しかったんだろうけど、対象年齢の女児たちは、ぶっちゃけドン引きか、怖くて泣いてたと思うな。結局、説得したいのか、ぶっ倒したいのかよく分からん展開になっちゃったし(それはいつも事か?)、色々ゴチャゴチャやってるうちに、気がついたらブルースカイ王国奪回してましたーテヘペロ♪みたいな感じだよな、あれじゃあ。

 何より、しつこいようだけど、やっぱり基本何もしてないあのヒモがさ、最後の最後で國府田さんと元サヤでハッピーエンド観出してるのが、まったく納得行かん。
 ん?ヤツがプリキュアを選出した?戦闘力ないからしょうがない?そういう事じゃないの。簡単に言うと禊が済んでないの(だってプリキュア云々を言ったら、國府田さんだって元々そうじゃん)。

 例えば、ラブリーさんがボッコボコにされて、今まさにトドメって時に、ヤツが自力で拘束を解いて、國府田さんの前に立ち塞がるとか。当然、向こうさんは怒り狂ってるからガンガン殴られるんだけど、何度吹っ飛ばされても「君の痛みに比べればこのくらい」みたいな事言いながらノーガードで受け切って、そこから「自分が犯した罪は全て認めて、どんな罰も責めも受け容れる。そして君が犯してしまった罪も僕がまとめて受け容れるよ」ぐらいの事やんなきゃ。それでようやくちょっとプラス査定だよマジで。
 まあ、その前にやるべき事をやってないから、こうなったんだけどな。

 トドメも、必殺技で強引にじゃなくて、上記みたいな事をやり尽くした後、ようやく少しだけ心を開いたけど、ディープミラーさんの呪縛で正気に戻りきらない、そこで始めて「集まれイノセントなー」が正解だろ。あれじゃ、傍から見たら洗脳と変わらんよ。だって、問題の根源はこちら側にあるんだもん。そこにケリをつけずに、浄化して一発で終わりなんて、教育上よろしくない。行動には必ず責任と現象が伴うんだよ、おかしな行動には必ずおかしな現象が返って来るんだよって事を、チビッコ達にしっかり伝えないと。

 すごく根本的な疑問だけど、なんでこんな事になっちゃったんだろう。最初からこんなシナリオにするつもりだったわけじゃないだろ、多分。今度予定されてるディープミラーさんとか誠司くんのエピに帳尻合わせるため、無理やりこういう形に着地したのだと邪推するけども、それにしたってここまで視聴者置いてけぼり展開はないわ。言っちゃ悪いけど、そりゃ玩具売れんよ。


 あのー、一応小生もさ、映画にせいアニメにせい、どんなカスみたいな作品にせい、感想書く時は自分なりに作り手さんに対するリスペクトを持ってやってるつもりだし、それは当ブログを始めた時から変わらないスローガンと自負してるつもりなのね(そうは見えないかもしれんけど)。
 たまーに、何を観ても文句というか、見下して中傷するような事しか書いてない感想サイトさんもあって、そういうの見てると、正直何が楽しくて観てるんだろう、自己主張なら別のやり方もあるだろうに、とか思っちゃったりするわけで。もちろん、至らない部分も多々あるとは存じ上げてるけども、うちはなるべくそうならないように、心がけてるつもりなのよ。

 それを踏まえた上で言わせていただくけど、本作はもう、どうにもならないんじゃないかなーって思ってしまう。いや、長年観続けてるシリーズだし、本作自体も決して嫌いなわけじゃないんだよ。でも正直、物語をよくするための要素を尽く潰してきてるし、新しい試みってヤツもやはり尽くハズしてるし、これから一発逆転できるジャンピングボードが、まったく見当たらないんだわ。
 果たして、残り一ヶ月強でどこまで引っ張れるのか。否、どれだけ次期シリーズまで卒業組を食い止められるか…。しかしホント、どうしてこうなっちゃったんだろう…。


 えー、思いがけずボロクソ書いてしまいました。申し訳ありません。あくまで本作を誹謗し、貶める事が目的ではなく、自分の率直な感想を書き伝える事こそが当ブログの存在意義であると確信するがゆえとご理解いただけましたら幸せます。


 というわけで、今さらですが、小生が本作の感想を書くのは、最終回を除いてこれが最後かもしれません。来週の更新がなかったら、ああそういう事かとお察しください。

 じゃ、今週はこの辺で。