「キリングゲーム」Blu-rayで視聴

 確か今年の最初の方に、前売り券がなかったのと、時間の都合が合わなかったのとでやむなくスルーした作品。観た感想としては、映画館で観なくてよかったなと(笑)。

 ロバート・デニーロジョン・トラボルタの初共演&初対決というウリながら、全体的に中途半端な印象。傷口にロープを通して宙吊り、あるいは矢で貫通した頬に塩入レモネードを流し込むといったバイオレンスなシーンが目白押しとはいえ、お二人の年齢を考慮してか、どうにもエッチラホッチラ観が否めず、過激さが空回りしてるように見えてしまった。

 1時間半の短尺である事を差し引いても、緊張感もあまりなく、オチも何というか、かなーりユルい感じ。ぶっちゃけ、この程度の脚本なら、中の上ぐらいのインディペンデント系の方がマシなレベル。少なくとも、わざわざ名優を二人も使って撮るほどのもんじゃない。

 しかし、デニートラボルタも、何となくネームバリューがある分、逆に損してる俳優のような気がする。前者は無意識にハードルを上げられ、後者は下げられるという意味で。まあ、それを言ったらスライもだけど…。
 アル・パチーノなんかは、何に出ても「さすがの貫禄」みたいな感じに取られるのに、この差は一体。とはいえ、ジャックとジルは酷かったけどね(オイ)。