「帰ってきた 獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER」DVDで視聴

 恒例となりつつあるスーパー戦隊「帰ってきた」シリーズ。そういえば、これを近所のツタヤで借りる分、2枚入荷してる分の両方のジャケットを、なぜか地べたに座ってずっと見比べている主婦がいたが、一体何がしたかったんだろうか。おかげで凄まじく借り辛い上に、通行の邪魔になってしょうがなかったが…。

 さておき。
 冒頭から敵幹部に正座させられたり、カオス様そっくりなガオス様が渋いトーンでノリツッコミぶちかましたりと、ノリはテレビシリーズそのまんま。何故か色違いである理由と、100年前(現代)との関係もしっかり描かれており、ストーリー面でも充分に楽しめた。

 「俺たち賞金稼ぎ団」でも見せた、出演メンバーそろぞれの別の一面も面白く、特にやたらハイテンションなウッチーの子孫には爆笑必至。演じる丸山敦史くんはああいった役がすごく似合うので、今後刑事ドラマなどでその才能をいかんなく発揮してほしいところ。

 戸松っちゃんの意外な活躍も嬉しく、キョウリュウジャーファン、戦隊ファンならずとも必見の出来。今から来年のVSシリーズが待ち遠しい。

 しかし、「らぶbeぼーるタッチダウン7度目の映画化には笑ったが、百年も経つと漫画も小説と同じく、そこそこ崇高な古典扱いになったりするのだろうが。その時代になると、「リメイクなど邪道」「原本(初版)こそ絶対にして至高」なんて語るインテリぶったオリジナル原理主義者どもが、ドヤ顔で少女漫画読みまくった挙句、新作を褒める連中の粛清に走ったりとか、充分にありそう。
「『花より男子』こそ究極!その心理を理解できぬとは!」「何を言う若造が!貴様には『NANA』の素晴らしさが分からぬというのか!!」「まあ待て、ここは一旦『あさりちゃん』でも読んで頭を冷やせ」「き、貴様、神聖なる『ガラスの仮面』を愚弄するか!」
…みたいな(笑)。