2014年5月に観た映画 その2

 昨日の続きです。



 『俺たち賞金稼ぎ団』

 「TOEI HERO NEXT」第4弾。過去作同様、かなりゆるめの作りながら、光るものはアリ。主役を務めるキョウリュウジャー出演メンバーの新たな一面、特にイアンこと斉藤秀翼くんの女子キャラ(グリーンボーイこと塩野瑛久くんとのキスシーンあり 笑)もさることながら、歴代スーパー戦隊出演者による豪華共演も嬉しい。

 今後も第5弾、第6弾と続いていただきたいが、できればその際は、60分前後の尺で、料金一律1300円で何とかお願いしたい(エー)。坂本浩一監督お得意の太ももアングルと、竜星涼くんの意外とスベスベなお肌にも注目(エーー)。

 


 『青天の霹靂』

 劇団ひとり原作兼監督作品。彼もまた某おしゃべりクソ野郎同様、お笑い芸人の中でも高い感性の持ち主であると勝手に思っているが、こちらはあえて完璧さを目指さず、「隙」「遊び」を適度に盛り込み、観やすさと親しみやすさを追求しているように感じた。

 まあ、物語自体はそんな大した事はないんだけど(エー)、まだまだ余力というか、オレの本気はこんなもんじゃないんだぜ的な、ある意味の余裕すら垣間見える。小説と同じく、次回作が楽しみ。
 
 


 『ラスト・ベガス』

 マイケル・ダグラスロバート・デ・ニーロモーガン・フリーマンケヴィン・クライン。こんな大御所4人が集まって、面白くならないわけがない(笑)。

 基本、いい年こいたジジィ達によるベガス奮闘劇だが、人生のクライマックスにたどり着いた者だけは鎧う寂寥と達観、そしてユーモアがふんだんに盛り込まれていてグッド。多少、強引でご都合的な展開ではあるものの、人間死ぬまで青春だと体現する四方のハッスルぶりに思わず吹き出す事ウケアイ。まあ、小生に青春なんてなかったけど。

 個人的には、ケヴィン・クラインが若いお姉ちゃんと今まさにそういう関係になろうかという時に発した言葉が、胸にズシンと響いた。世間ではいろいろ言われているようだが、小生は好き。

 ++



 キカイダーREBOOT』

 現代風にリデザインされたキカイダーは掛値なしにカッコいいし、アクションも近年の邦画の中ではかなり頑張っている方。ただし、脚本と演出が正直ダメダメ。例によっていつもの「真っ暗な中で真っ黒のヤツが戦っ(以下略)」ブチカマシもだが、後半ひたすらキカイダーフルボッコにされるだけの展開はいかがなものか。

 そもそも、ジローが命がけ(?)で守っていた博士の娘と息子、誘拐されてデータチップだけ回収したらあとは無傷で解放って、じゃあ彼は何のために腕を引きちぎられるまで戦ってたのか。続編作る気満々なのか、物語もすごく中途半端な終わり方だし、EDはなぜかザ・コレクターズだし、何だかすごく支離滅裂で残尿感満載。コレ、来年の「スーパ−ヒーロー大戦」枠に参戦するんだろうか。ギャバンみたく、ナンデヤネン的な扱いにならなければいいけど…。

 あと、オリジナルの裏番組が8時だヨ!全員集合だったからって、無理やりドリフネタ挟むのはどうかと。つーか、「ダッフンダ」はともかく、「志村、後ろ後ろ!」はギャグじゃないから。

 プラマイなし。



 『オー!ファーザー』

 設定は面白いけど、それを生かしきれてない典型。肝心のサスペンス要素もご都合全開な上、結局なんだったのかも分かりづらい。一応、作中に登場したほとんどの伏線はキレイに回収されてはいたけど、ぶっちゃけそれだけ。これなら、テレビシリーズでやった方がいいんじゃないかと思われる。

 てか、なんで4人の父親達は、息子のDNA鑑定しないの?

 プラマイなし。



 『ロボットガールズZ』

 ネット配信されている全9話+いまいち萌えない娘がゲスト参戦する新作エピを追加した劇場版。ために、内容的に新エピとアイキャッチ以外、目新しいものはナシ。ぶっちゃけ、なぜこれを劇場公開しようと思ったのかも謎。

 とはいえ、可愛い女の子が鼻血たらしてフルボッコにされる情け容赦のないリョナ展開といい、不自然なほどのお色気要素といい、ある意味、我が心と魂の師・永井豪御大のスピリットを受け継いで…いるのかどうかはさっぱり分からんけども(エー)、こういう全力の悪ふざけは決してキライじゃない。いいぞもっとやれ(エーー)。
 第2期制作の際には、是非とも「レザリオン」「ゴライオン」「ダイラガーXV」の参戦をお願いしたい。

 あと、ダブラスちゃんダブラスちゃんな!!

 プラマイなし。


 

 はい、続きはまた明日。