「ザ・コール 緊急通報指令室」Blu−rayで視聴

 ハル・ベリーの名にフラフラ〜っと釣られてレンタル。が、これが意外と面白い。

 凶悪犯に拉致された少女を、電話でのやりとりだけで救出しようとするアイデアもさる事ながら、いつ犯人に通話はバレるか、ちょっとしたミスが命取りになりかねないギリギリの緊張感が、非常にスリリングでグッド。正直、全尺94分中、前半の1時間は星4つものの完成度。

 それだけに、クライマックスとその落とし方がいろいろと残念。中には、ああだったからいいと言う人もいるかもしれないが、あそこまでやっちゃうと、ちょっとやりすぎじゃないか?と思ってしまう。そこさえクリアできていれば、胸を張ってオススメできたのに…。


 しかしこの作品、よく観るとクリスチャン・ベールが役作りのためにガリ痩せした事で有名なマシニストと同じ監督なのね。誘拐される女の子も、「エンダーのゲーム」とかに出てたアビゲイル・ブレスリンじゃん。こんな豪華な面々が揃ってるのに、なんで日本じゃまったく知られてないんだろ。どこも宣伝打ってくれなかっただけ?

 こういう埋もれた作品、この世の中には星の数ほどあるんだろうなー。何とかうまく見つけ出して、世に発表できる機会があればいいんだけど。


 じゃ、今日はこの辺で。