チェリーは速い…(意味深)

 ハイハイ、二週連続で下ネタですよ。それがどうしたッッ!!(クワッ)

 つーか、ジンバーチェリーには高速移動能力が備わっているようだけど、レモンには何にもないよね?あれは特化した点はないけど全てにおいてバランスがいい的な、いわば標準タイプってヤツなのかしら。じゃあジンバーピーチにも、とんでもない馬鹿力になるとか、瞬発力が格段に向上するとか?ジンバーメロンは、何となく防御特化型っぽいな。

 まあ、次回予告を観る限り、当分出番はありそうにないけど(オイ)。


 それはさておき、仮面ライダー鎧武」第22話。


 ああ、とうとう裕也の事バラしちゃったか。人類存亡という御題目の下、いかなる犠牲をもいとわない事を正義とするユグドラシルに対し、どんな犠牲も容認できないコータくんのポリシー、あるいはアイデンティティに関わる出来事だけに、扱いが非常に難しいところだけど、このタイミングでぶつけてくるとは、いい意味で虚淵脚本らしい。

 普通なら1ヶ月か、早くとも1エピソード以上使って消化するような内容だけに、来週だけでどこまで畳み込めるのか、実に興味深い。まあ、彼に待ち受ける選択肢は、罪も罰も全て受け入れて、それでも自分の道を突き進むか、または自分の無知と無力さに打ちのめされてユグドラシルの軍門に下るか、あるいは力を捨てて街を出るかのどれかしかないんだけど、知らなかったとはいえ人一人の、しかも自身のよく知る人物の命を奪った事実を、そう簡単に享受できるのは考えにくいな。予告でオレンジ持ってたぐっさんも気になるし、はたしてどうなる?

 しかし、約70億の総人口から、ドライバーの生産・普及が可能な10億人を選ぶとして、その基準は一体誰が決めるんだ?頭や運動能力が優れた人間?偉い人順?それともくじ引きか殴り合いで?どちらにしろ、大勢の中から作為的に生き死にを選び出すわけだから、ある意味世界征服よりタチが悪い気も。

 単純な数の論理を持ち出すつもりはないし、このままみんな滅びる方がいいとも言わない。全員がムリなら、限られた最小限の員数で生き残ろうってのも、理屈としては合点は行く。でも、嫌な表現をすればその「淘汰」を、人間の手で勝手に行ってもよいのかという、倫理的な価値観での葛藤は確実にあるよね。

 斬月さんはそれらをもひっくるめて、人類を救うと決意そうだけど、見方を変えれば単なるエゴとも言える。で当然、それで仮に人類が救われたとして、法や国はもちろん、秩序や良識、場合によっては道徳やモラルさえ、強者が恣意的に作り直せるという危険性も孕んでいるわけで、そんなものを本当に「正義」と言えるのか、というね。

 まさか、バロンさんが求めている強さがこんなものではないと思いたいけど、詰まる所、その行為は果たして最善なのか、誰が誰のために誰を救うのか、その選択こそが、本作の根底にあるテーマなのかなーという気がしてきた。

 とにかく、仮面ライダーは人々の自由と平和のために戦うもんなんだから、そこだけは最後まで貫いてもらいたいな、ウン。

 じゃ、何のこっちゃよく分からん事を書きなぐったところで、今週はこの辺で。


 次回、カチドキアームズ登場。果たして、知性の持ったインベスとの関係は?ひょっとして、ぐっさんの正体ってヤツなんじゃ…?


 スーパー戦隊のオマケ観たるや…(笑)。普通に別々で撮ればいいのに。