「世界にひとつのプレイブック」Blu-rayで視聴

 例によってツタヤにてレンタル。

 いやぁ、小生もADHEの影響か(ちゃんと診断されたわけではない)相当にクレイジーな人間だし、今はだいぶ落ち着いたとはいえ、子供の頃からキレたら暴言吐いたり、胸ぐら掴んで凄んだり、目の前の物とか蹴り飛ばしたり、ブン投げたり平気でやってたから、主人公の気持ちも多少分からんではないんだよね。

 でも、「お前、頭おかしいのか?」なんて怒ったり、あるいは嘲笑したりする人も、こちらからすれば「お前も負けず劣らずクレイジーだよ」って思っちゃう事も多々あるわけで。自分みたいに常に劣等生扱いされてきた者からすると、得てして余計にそういう部分が見えちゃう事があるんだよ、ウン。

 もちろん、そのクレイジーな部分を何もかも肯定するつもりはないけど、理屈抜きに受け入れてくれる人、対等な立場で向き合ってくれる人って、実はすごくありがたい存在なんだよね。残念ながら小生にはそんな奇特な人は誰一人いなかったけど、本作はその自分の中にあるクレイジーと、それによって齎された後悔や過ち、または消したくなるような最悪な過去とどう付き合い、未来へ進むかと描いたモノなんかなと。

 しかし、ジェニファー・ローレンスはまだ20代前半とは思えない、貫禄のある演技をする女優だね。顔は残念だけど。そういや同監督のアメリカン・ハッスルでもいい芝居してたし、これから名バイブレイヤーに成長してくれると嬉しいね。
 えっ、だってどう見てもヒロインって顔じゃないじゃん。