マイMVP2013!!
いよいよ今年も、この日がやってきてしまった。
本日、毎年恒例の東スポプロレス大賞が発表され、オカダ・カズチカ(新日本プロレス)が86年〜88年の天龍源一郎以来となる、25年ぶりのMVP連覇を成し遂げた。
4月のIWGPヘビー級王座再戴冠はもちろん、その類稀なるプロレスセンスとスター性を存分に発揮し、業界内外を問わず注目を集めた彼の活躍を考慮すれば、やはり当人が語るとおり「当たり前の結果」であると言わざるを得ない。
彼に限らず、同じく新日本プロレス所属の棚橋や中邑、今年念願のG1クライマックス初制覇を果たした内藤、はたまたKENTAや曙といった他団体の選手も大いに発奮、かつての黄金時代のような、否、それ以上の感動と興奮を、リングに呼び戻しつつある。
(個人的には、今回ベストバウト賞を受賞した飯伏幸太と、G1での壮絶な頭突き合戦が印象的だった石井智宏にも注目したい。)
これからも、その鋼のごとく鍛え上げられた肉体とエンターテイメント精神を駆使し、我々の度肝抜くようなスリルとワクワク、そして血の滾る熱いバトルを届けてくれる事を、期待してやまない。と同時に、どうか怪我には充分に注意していただきたく、一プロレスファンとして、心よりお願い申し上げる。
ともかくおめでとう、オカダ・カズチカ!!目指せ、MVP3連覇&殿堂入り!!
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さておき。実は毎年、この東スポプロレス大賞と同時期に、小生がまったく個人的に発表している賞がある。
その名も、『マイMVP』!
要はその年、小生が一番ハマった作品を独断と偏見で選出、勝手に表彰してしまおうという、贈られる側には何のメリットもない、傍迷惑極まりない賞である(ハイ、ここまでテンプレ)。
今年は前年覇者「なつまち」のインパクトが強すぎたせいか、はたまた単純に小生の目が肥えてしまったのか、年間通じて「文句なし、まさにコレ!」と言えるだけの作品がなかなか現れず、選考は例年以上に難航を極めた。
秋アニメ放送開始後も状況はほとんど変わらず、ついには選考委員会(注:小生の脳内のみに存在)の間で「いっそ、該当作ナシでもいいんじゃね?」「今年は小諸に二回も行ってるし、もう『なつまち』の連覇でいいだろ」「こうなったら阿弥陀クジで決めるか?」などと、相当に投げやりな意見が飛び交う始末。
が、しかし。今年の集大成ともいうべきこの賞。いいかげんな気持ちで臨んではいかんと我が身に鞭を打ち、今一度気を入れ直して選考を再開。悩みに悩み、考えに考えた末、ようやく本日の昼頃、ギリギリのタイミングで結論を出すに至った。
それでは発表します。2013年度、小生がまったく個人的に選ぶ、最優秀作品は…、
『翠星のガルガンティア』!!
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本年は上述したとおり、「進撃の巨人」のような話題作はあれど、正直金払ってまでもう一度観たい!!と思わせてくれる作品が、とうとう現れないままという、アニメファンとしては何とも寂しい年になってしまった。もちろん、放送された全てのアニメを観ているわけではないが、心なしか、よりヲタク向けのパターン化した作品、あるいはあえてパターンを外すもスベッてコケただけの作品が大半を占め、正直観るのも苦痛に感じるモノも少なくなかった(実際、今年は例年に比べて途中で切るアニメの本数が多かったように思う。詳しくは、明日の「裏MVP」発表にて)。
その中にあって、「ガルガンティア」は一縷の光明というべきか、(見た目はともかく)ヲタクでなくとも楽しめる、それでいながら新しい試みにも積極的にチャレンジし、枯渇寸前と揶揄されるアニメの可能性を、多少なりにも指し示してくれた。本作が非の打ち所のない完璧な作品というつもりは毛頭ないが、少なくとも、本年度放送されたアニメの中では、一際輝いていたと断ずる事ができる。
既に続編の制作も決定しているとの事で、今後とも楽しみ。とにかく、受賞おめでとうございます!!
なお、他の受賞作は以下のとおりとなっております。
<殊勲賞>
「獣電戦隊キョウリュウジャー」
<同>
「恋愛ラボ」
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<敢闘賞>
「たまゆら〜もあぐれっしぶ〜」
<同>
「アウトブレイク・カンパニー」
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<技能賞>
「ミス・モノクローム -The Animation-」
<同>
「ぷちます! -プチ・アイドルマスター」
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<特別賞>
「ゴワッパー5ゴーダム」
<同>
「ダンダリン 労働基準監督官」
(関連商品がなかったんで、これでカンベン)
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<寸評>
殊勲賞は、ともに今年のMVP候補。子供番組としてのスーパー戦隊らしさを残しつつ、大人をも夢中にさせるストーリー展開と楽しさを詰め込んだ「キョウリュウジャー」と、女子中学生のイキイキとした、でもちょっとおバカな日常をコミカルに描いた「恋愛ラボ」。甲乙つけがたかったが、やはり「次の可能性」という点でこの結果となった。
とはいえ、この2本も間違いなく良作なので、未見の人は是非。
敢闘賞は、安定した面白さを見せてくれた「たまゆら」と、ヲタクアニメを逆手に取り、且つ封建主義と民主主義という二つの視点を簡略化、ストーリーに盛り込んだ「アウトブレイク・カンパニー」がそれぞれ受賞。こちらももちろん良作。
技能賞は、ともに一話5分以下という短尺ながら、必要最小限で物語を構成する技術に感銘を受けて。
特別賞は、本来ならノミネート対象外ながら、おそらく本年度もっともハマッた2作品であるため、文字どおり特別枠として。
さて、来年はどんな作品が我々を楽しませてくれるのか。それでは、マイMVP2014でまたお逢いしましょう!!