裏MVP2012!!
さて、「あの夏で待ってる」の受賞で無事に閉幕した、今年のマイMVP(詳しくは前日の記事を参照)。
が、実はこの賞には、もう一つの顔がある。
その名も、『裏MVP』!!
要はその年、小生がもっともハマった作品に贈られるマイMVPに対し、その年もっとも「やらかしちゃった」作品に贈られる、正真正銘、傍迷惑極まりない賞である。
元々マイMVPは、何かしらの賞に引っ掛かる事はなくとも、自分だけはその作品を褒めておこう、好きでいようという想いから、約11年前に始めたもの。と同時に、我が国の奥ゆかしい国民性からか、はたまた感情論至上主義の蔓延か、ダメな作品へ大っぴらに苦言を呈する事が、まるで犯罪か人道に悖る非情非常識な行為であるかのように扱われるこのご時勢に、それでもやはり、ダメなものはしっかりダメだと言わなければ、お互いのためにならんという、これまた勝手なおせっかいからスタートしたのが、この裏MVPである。
今年は、前年ほどの本数は確認できず、…というより「これは観続けても面白くなりそうにないな」t想われる作品は数話で切ったため、自然とノミネート作は限定される形に。そんな中、まさにこの賞のためだけに作られたのではないかと勘ぐりたくなるような酷い…もとい、やらかしっぷりを披露し、いろんな意味でぶっちぎってしまった作品が。強力なライバルもついに現れないまま、今回の受賞が決まってしまった。
それでは発表しましょう。
2012年度、小生が勝手に選ぶ最ダメ作品賞は…、
『ウルトラゾーン』!!
受賞理由は、…まあ書かなくても大体分かると思うけど(笑)、とにかく「何が狙いなのか、誰をターゲットにしているのかさっぱり分からない作り」これに尽きる。特に後半の「ウルトラゾーンチャンネル」は、コレ本当に21世紀のテレビか?と目を疑うような、誰得かもさっぱりな内容で、逆に笑えてしまうぐらい意味不明とチープとナンセンスのオンパレード。
往年の円谷ファンは、本作をどういった面持ちで視聴していたのだろうか。…いや、それ以前に、完全スルーだった可能性も。
何にせよ、文句ナシの受賞です。おめでとうございます!!
(注:何一つめでたくない)
ちなみに、本作を観た事のない人は、↑の動画を参照。信じられないかもしれませんが、これがまだマシな方のエピです(笑)。てか、どうせシャドウするなら原寸大をイメージしないと。これが範馬刃牙ならば、たとえ本物のエレキングが相手でも圧倒してみせるッッ!!
他作品については、上記したとおり、つまんなそうな作品は片っ端から切ったため割愛。ただ、「シンフォギア」と「ラグランジェ」に関しては、よいモノを持っていたにも関わらず、最後まで生かしきれなかった惜しい作品と評しておく。
もしかしたら、大化けする可能性も秘めていただけに、実にもったいない…。前者はすでに2期の製作が決定しているそうだが、どうか次回こそ、持てる物の全てを生かした良作に仕上がることを、強く願う。
さておき。これにて本年度のマイMVP、及び裏MVPの発表は終了。なお、繰り返しますが、両賞ともに小生の独断と偏見による、いわばジョークのようなもので、決して特定の誰かを誹謗中傷、または貶める事を目的としているわけではありません。あしからず。
それではみなさん、また来年!!