小諸巡礼で待ってる その3

その1その2からの続き)

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 宿でゴロゴロしながら、ローカル番組をぼんやり眺める事小1時間。雨が止んだのを確認し、いよいよ懐古園に足を踏み入れるべく、腰痛で重い腰を上げる。

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 小諸駅横の歩道橋を渡ると、すぐ目の前にあっさり登場。懐古園に到着。

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 入り口の様子。さすがというか何というか、なつまちのポスターやポップがいっぱい。小諸市の本気度が窺える。

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 旅館でもらった割引券を提示し、園内へ。城址らしく、周囲は石垣だらけ。きっと城マニアの人達にとっては、たまらない空間に違いあるまい。

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 何やら、見晴らしのよさ気な場所を発見。

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 富士見台、というらしい。晴れてると、富士山の先っちょが見えるんだとか。当然、この日は見えず。

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 お食事処、というより甘味処という感じのお店。冷やしあめが名物との事。ちょっと興味あったけど、今回はスルー。

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 風林火山とは、何年か前の大河ドラマの事だろうか。観てないから存じ上げませんです。

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 ちなみに後々調べてみると、我等が山口県が生んだ俳人種田山頭火も訪れ、その石碑も建てられているとか。全然見てなかった…。

 とりあえず、その他諸々の説明は例によってコチラで。

 とまあ、こんな調子で、ろくに地図も見ずにプラプラ歩いていると、

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 懐古神社を発見。せっかくなので、今回の旅の無事と、なつまちがこれからも多くの人に末永く愛される作品でなりますようにと願をかける。

 そして、その近くには、

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 作中に何度も登場した、あの休憩所が。そうだ、ここでみんなが打ち合わせしてたり、撮影の合間に片想いの弾丸特急を走らせてたり、その傍らで檸檬先輩「ウフフフフ」とほくそ笑んでたりしてたんだよ。

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 どうしても来たかった場所のひとつだけに、感慨もひとしお。いいねぇ、やっぱりこういうところに来ると、嬉しさと充足感で益々その作品が好きになる。

 と、一人で感激してる間に、少々雲行きが怪しくなりそうな気配に。時刻もそろそろ5時を廻ろうかというところで、急いで他の場所へと向かう。

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 展望台に到着。ここも是非来てみたかったところなので、テンションが軽く上がる。

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 展望台からの景色。海人くんイチカ先輩が出逢ったダムと、小諸の街が一望できます。
 アレだ、この感無量感、たまゆらの巡礼で朝日山の山頂から竹原の町を見下ろした時に似てる。今回も負けず劣らず、ついに思い描いていたあの場所にキターーーーッ!!という満ち足りた気分だ。

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 …と、ここで一気に雲の影が熱くなり、どこを撮っても被写体が真っ暗にしか映らない状況に。単純に小生の腕が悪いような気もするが、翌日、改めて来る事にし、懐古園を後にする。

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 観光交流館を発見。天気は非常に不安定だったが、今日中に、それも暗くなってから行かなければならない場所があるため、ここで自転車を借りる事に。

 もうすぐ閉館な事もあり半ばダメ元でお願いしてみたところ、翌朝キーを返してくれればと、1時間分の料金で快くレンタルしていただけた。本当に、小諸市民のみなさんは親切で優しい方達ばかりだ…。

 と、感激ばかりしていられない。雨が降り出す前にと、全速力で自転車をこぎ、本日の最終目的地へと向かう。

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 その途中で、不思議な物体を発見。一見して橋のようにも見えるが、川の水量を調節するためのモノか…?うーん、まったく分からん…。


 なんてやってるうちに、とうとう本降りの雨が。こんなところで風邪引いたら洒落にならんな、一体さっきの願掛けは何だったんだ、と愚痴りつつも、雨宿りする場所もない坂道を、精密機械であるカメラやスマホが濡れないよう注意しつつ、ひたすらこぎ続ける事十数分。

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 ついに、本日の最終目的、布引観音(釈尊寺)…の入り口に到着。ここから雨の降りしきる中、足場の悪い山道を、ひたすら登り続けることに。
 一体どんな苦行だ…。

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 恐ろしく足場の悪い山道を登る事、十数分。ようやく本堂に到着…かと思いきや、ただのダミー!!

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 …いや、多分そういうんじゃなくて、何かしらの意味があって建てられたに違いないのだろうが、雨宿りに丁度よかったのは確かだ。
 しかし、この千両札は一体何だ…?

 ともかく、雨が多少小降りになったのを見計らって、再び登り出す。

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 この道を、彼等彼女等は浴衣とサンダルで歩いたのだろうか。それ以前に、懐古園からここまでどうやって来たんだ、みんなに気づかないようにりのんがジャンプさせたのか?…なんて考えつつ、登り続ける事また十数分。

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 ついに頂上に到着。あとあとウィキで調べたところによると、麓の武田信繁首塚とは別に、墓碑はここに安置されているらしい。
  
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 作中に出てきた絵馬は、ここのモノかしら。昼間はお土産屋さんもあるとか。

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 ここにも千両札が。家の宗教上の理由で、この手の知識には疎いので、詳しい方ご教授願います。

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 本堂に続く道。背の高い哲郎くんは、頭を打ったりしなかったのだろうか。

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 本堂に到着。なかなかに霊験あらたかな場所だ。ここで哲郎くん美桜ちゃんがチュッチュしてたわけだな(ニヤニヤ)。

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 ちなみに、一度通り過ぎてゲンナリしながら戻ったのはナイショ、スゲーナイショ。

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 さて、本日の目標を全て達成したところで、今来た道を戻る。日が暮れて、難易度も跳ね上がってます。巡礼される方は気をつけてね。

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 何とか無事に生還。ヒュー、今までで一番ハードな巡礼だったぜ…。

 辺りはほぼ真っ暗。再び自転車にまたがり、宿に戻る。

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 途中、またも異なモノを発見。上のアレと、何か関係があるのかしら…。

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 この橋も、本編のどこか(多分最終回?)に出てきたはず。うーん、今度Blu-rayde確認しよう。

 とまあ、行く道がほぼ下り坂だったため、必然的にほぼ上り坂になった道を、ヒーヒー言いながら進む事約20分。ようやく駅前商店街に帰還。

 すぐに宿に帰って風呂に入りたかったけど、それ以上に腹が減っていたので、途中で晩飯と酒を調達する事に。

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 と、ブログの文字数が上限を越えてしまったので、今回はこの辺で。

 (その4その5その6に続く)

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