「バットマン(ティム・バートン版)」Blu-rayで視聴

 実は既に3、4回は観ている大好きな作品なのだが、ダークナイトライジング」の公開前に確認の意味も含めてレンタル(ちなみにダークナイトは1ヶ月ぐらい前に再視聴済)。

 しかし十数年ぶりに観ると、渡辺裕之さんデーモン小暮閣下微妙な吹き替えについては、まあ今さら置いといて(エー)、ティム監督はこの一連のシリーズを、あくまでヒーローファンタジーに落とそうとしてるのが分かるな。
 
 ゴッサム・シティそのものを主人公とし、徹底した人物の掘り下げと焙り出しによって、物語を哲学にまで高めようとしたノーラン版とは、そもそも目指すところが違うわけだ。だから、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーが、ヒース・レジャーと比べて若干スベってる観があるのも、作風上致し方ない。致し方ない!!


 というか、古い映画ならどの作品にも言える事だけど、当時劇場やVHSで観た時はなんとも思わなかったのに、Blu-rayのHD画質だと合成の跡やらエフェクトの粗やら、見てちゃいけないモノじゃバッチリ見えちゃうんだよな(笑)。
 今EテレでHD再放送してる不思議の海のナディアでも、ジャンのメガネが鉛筆で描いてあるのまで確認できてしまうんで、当時のスタッフさん達は冷や汗モンだろうな。

 まあ、そこがまた、味わいがあって良かったりするんだけどね。


 あー、今から公開が待ち遠しいなー。つーかバッドポッドの一般販売マダー?(ムリ)


 ????(笑)