そして笹野さんはラストばばあニンジャに転生するんですね分かりまs(モウイイダマレ)


 しかしこの人、本当に仕事選ばないなー(笑)。オファーがあったら例えワンカットだけの役でも断らない主義だそうだけど、さすがにこれは故・ばってん荒川さんでも拒否されたと思うな。

 まあ、原作者と主演の大根役者がキライなんで、絶対観に行かないけどね(エー)。


 そんなわけで、最後の最後でいきなり猛毒をまき散らしたところでニンニンジャー最終回。

 、隙を見て親父に謀反起こした挙句、この世を支配してやろうぐらいの野望持ってるのかと思いきや、割とピュアなヤツだったのね(ソウカ?)。
 幻月様復活の道具として現代に送り込まれただけに、本当の親の愛情なんてモノを受けた事がなかったんだろうな。そこへ来て、たとえ偽りの師弟関係とはいえ、見知らぬはずの家族の面影を抱いてしまったのも、無理からぬ事かもしれん。
 そう考えると、今までのヤツの行動も、何か裏があるようで、実は幼さゆえの躊躇のない凶暴性とも取れる。アッパレパパ忍タリティを奪ったのも、もしかしたら単なる嫉妬だったのかもしれん。

 なるほど、ともすればこれは、を影の主人公とし、アッパレくん達とは相反する視点から家族の形を描いた物語と言えなくもない。終始血の繋がりと絆を守り、育みながら戦ってきたニンニンジャーと、家族さえ利用し、時には捨て駒にしてきた幻月様。いかに個人の力が大きくても、一人で全てをこなす事はできない。得意、不得意を見極め、それぞれが持ち得るポテンシャルを発揮できる役回りを心得て、動くからこそ、個々の何倍もの力が出せる。
 本作でずっとやってきたそのテーマであり、スーパー戦隊の理念そのものに、がようやく気付く事で、自分自身を縛り付けていた戒めを解く。考えてみれば、確かにこれ以上の落としどころはないな。いや、実にキレイなシナリオだ。

 正直、あれだけ復活まで引っ張った幻月様が、ビックリするくらいあっさり倒されちゃったのを含め、伏線に見えて実際は何もなかったとか、肩透かしな部分も多々あったし、若干勢い任せな観も否めなかったけども、終わりの手裏剣の件まで、やるべき事はちゃんとやり終えたというか、しっかりと腑に落ちる内容だったかと。
 前作と、1時間後の番組の完成度が高すぎて、ちょっと損してた部分もあるにせよ、途中のコラボ回や、開き直ったとしか思えないお遊び要素も楽しかったし、終わってみればいい作品だったよ。


 6月頃には「帰ってきた」もあるし、周期的に多分VSシリーズがないだろうから、その前にまたコラボムービーが公開される予感。3月にライダー1号やるから、5月か7月ぐらいにゴレンジャーと共闘、とか?で、年末に二大ヒーロー共演だよ(笑)。

 とにかく、一年間堪能いたしました。スタッフの皆さま、ありがとうございます。お疲れさまでした。

 さて、次はジュウオウジャーか。良作だといいなぁ。どうかなぁ…。


 ちなみにミドニンジャーの人、の中の人です(オイ)。