明治工芸の粋


 来月半ばまで休みがないかも、とか言われながら、今週もガッツリ土日休みになったので、前々から気になっていた「超絶技巧!明治工芸の粋」を見るために、山口県立美術館まで行ってきましたー。ちなみに、昨日が最終日だったんで、まさにギリギリ。実は先週も、防府に行くついでに行こうかと思ってたけど、まあ結果オーライか。

 で、まあ、感想はというと、タイトルに偽りなしの超絶技巧の数々に、ただただ圧倒された。小生がここでいくら拙い文章力で説明しようと、この凄さが1ナノメートルも伝わらないのが口惜しいところだけど、とにかく凄いとしか言いようがない。
 本物と並べても見た目がつかないほど精密に作られた、鉄製の伊勢海老や、象牙製のタケノコ他さまざまな野菜、果物。ミリ単位で鮮やかに装飾された陶器に印籠。レーザーや3Dプリンターはもちろん存在せず、写真すら一般的でなかった時代に、よくぞこれだけの作品をと、先人達の匠の技に、打ち震えてしまった。

 どうやら、来週からは京都の三井記念美術館でも開催されるそうなので、興味がおありの方は是非。マジで、ド肝抜かれます。



 コレ、本物の野菜じゃありません。象牙を彫って彩色したモノです。実物はもっとスゴイです。