合コンについて

 いきなりで何だが、小生は合コンが嫌いだ。

 いや、厳密に言えば、合コンなどというものにこれまで一度しか参加した事がないのだが、それが実に最悪だった。

 あれは今から十数年前、まだ大阪で一人暮らしをしていた頃。職場の自称「親友」(もっとも、小生はソイツの事が大嫌いだったのだが)が、人数が足りないからちょっと顔を出してくれと、ムリヤリ連れて行かれたのが、天王寺だったかの居酒屋。
 確か4対4の、双方ともに正直微妙なメンバーとともに、座敷に座らされた小生の隣についたのは、その中でも特に頭の緩そうな、「アタシって可愛いでしょ?」オーラを発する(実際には下の中程度)の女。周囲に何の断りもなくバッカスッカ煙草を吸いまくり、しかもなぜか小生の目の前に置かれた灰皿を動かそうともせずそのまま使う無神経っぷりを露呈しつつ、繰り出す話がまさかの彼氏の愚痴。
 
 何でも、誕生日に8万円の指輪をくれたそうだが、本当は15万円のもうちょっといいのが欲しかったとの事。「うち、愛されてないんかなー」と甘えた声で泣き真似なんぞかますこの生物に、小生の殺意はマックス。他のメンバーはといえば、なんら建設性も中身もない、自慢話ともつかないアホみたいな話しで大盛り上がり。飯も酒も大して上手くないし、うるさい、煙い、臭い、ウザイ…、苦痛以外の何者でもない時間が、ただただ過ぎていった。

 その時、件の自称親友が王様ゲームをやろうと提案(当時はまだ流行っていた)。ほとんどルールも把握していないまま参加すると、どうやら小生が王様になった様子。「王様の言う事は」「ぜったーーい!」と言うので、「じゃあ、王様が帰る」と吐き捨て、唖然とする連中を無視してそのまま帰路に着いた。

 翌日、「あの後、ものすごい白けた。どうしてくれるんや」と詰め寄られたが、コチラとしては「知るかボケ」としか言いようがなく。それ以来、誰からも誘われる事もなく、自分から行く事もないまま、現在に至る。


 で、ここまで引っ張っといて結局何が言いたいかと言うと、本日、約十数年ぶりに、合コンに誘われた。創〇ナントカ学会員どもに…。

 ええもちろん、全力で拒否しましたとも。「たまには飲ミニケーションしようよ」などとほざいていたが、なぜ小生が、貴様らと親睦を深めねばならんのかと。むしろ、縁を切りたくてしょうがないのに。まして、結婚する気もさらさらないのに、学会員の彼女など死んでもゴメンである。


 昨日のホンマでっかTVによると、合コンで出逢ったカップルの半分以上は離婚するらしいし、そもそも小生と結婚できる女などこの世にいないので、小生が合コンに参加する事は未来永劫来ないだろう。


 つーかみんな、そんなに結婚したいのか?結婚とはそんなにいいものなのか?周りの既婚者やネット情報を見る限り、何一つメリットが見えないのだが…。

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