10万円のボールペン、について

 えー、例によって転職のための準備中です。

 で、面接対策の本によると、たまに「このボールペンを、10万円で買ってもらう方法はありますか?」というような質問をされる事があるそうで。まあ要するに、発想力と顧客対応力を問うているそうですが、はて小生の場合、こんな時どう応えるべきかと、数秒ほど考えまして、以下のように思いつきました。

「まず、そこそこ人気のアイドルグループに協力をお願いしまして、その中でも人気上位のメンバーを選びます。そして、その子たちと1対1で15分間フリートーク(当然、ボディタッチ、わいせつ行為、その他諸々の危険行為は禁止)、さらに持参したノートか紙にそのボールペンに好きな文章、あるいはイラストを書いてもらえ、最後にそれらを直接手渡ししてもらえる権利をつけて、メンバー各一人につき一名ずつ、10万円で販売する、というのは、いかがでしょうか」

 要は、そのボールペンに「10万円払っても惜しくない」付加価値と需要をつければよいのですから、単価に着目するのはナンセンス。少々卑怯なやり口ではありますが、もっとも効率的に条件を満たし、且つ双方にとってメリットのある方法は、これではないかと(借り出されるアイドルにとってははた迷惑かもですが)。
 ちなみに、15分という時間設定は、確かCD一枚につき6秒間彼女らとお話しできるチケットがついてるらしいので(いや、逆か?握手券にCDがついてるのか?)、仮にCD一枚1000円として、×100枚で600秒=10分、つまり、同じ10万円払っても、より価値のある商品である点を踏まえて。人数制限は、よりプレミア感を出すためです。

 人間は、物欲よりも経験に、より幸福を感じるといいますし、件のボールペンも、そういった課程を通れば、十分購入者のお宝になり得るわけです。まあとはいえ、こんな極悪非道なプレゼンをすれば、その場で不採用確定でしょうが(笑)。


 じゃ、そういう感じで。