今の時期に海なんて行っても、泳ぐどころか潮干狩りもできないぞ(台無し)

 つーか小生、家から海まで徒歩数分の土地で生まれ育ったため、ドラマとかでよく見る「なあ、みんなで海を見に行かないか?」的なセリフの意味が、さっぱり分からんかった。車か電車で行かないと海に出られない地域や、海そのものがない県の人にとっては、それなりの憧れとかあるのかなーと、最近になって思い始めた次第。

 まあ、例えば小生が大阪に住んでた頃、初めて通天閣見た時は「これが世に聞く通天閣かぁ。デッカいなー」と喜んだものだけど、バイト行くのに毎日その下を自転車で通ってたら、そのうち存在すら軽く忘れてたからなぁ。案外海に限らず、全国の観光地なんて地元の人からすればそんなもんかもしれん。


 さておき、ジュウオウジャー第10話。


 ジニス様、自らゲームに参加の巻。デスガリアンのボスだけに、二段構えのなかなかエグい作戦。そういや、この前チラッとテレビで観た「ワンピース」に、あんなドーム型の爪か糸的なもので町中を切り刻む攻撃してくるヤツがいたな。詳細はまったく知らんけど(エー)。

 しかしデスガリアン、ここまでの徹底した残虐性と、下等生物は我々の玩具と断ずる非道っぷりを見るに、どうやら改心や感情移入の余地のない、某スピードワゴン風に言うなら「ゲロ以下の匂いがプンプンする」純粋な悪として描き切るつもりらしい。
 悪党には悪党なりの理由がある、とか、どこか間の抜けた憎めないキャラ、とかじゃなく、骨の髄まで腐りきった、いわば外道の中の外道、キング・オブ外道、クロスフェース・オブ・JADO(関係ない)。でもそれは、そうやって命を面白半分で弄んだり、自分勝手に相手を傷つけるのは、ものすごくカッコ悪くて恥ずかしい事なんだよとチビッコ達に伝える、反面教師としての役割を担うためと察する。

 実際、観ててマジで憎たらしいもんね、なんぼ井上さんのイケボでも(笑)。でも、ああいう不条理な連中がいるからこそ、ジュウオウジャーが命の尊さや絆の大切さを説くのに、説得力が生まれるってもので。だから、これからも彼等には、中途半端に友情芽生えたり、ちょっといい人になったりせず、最後まで極悪非道のクズでいてほしいな。それこそ、戦隊の歴史に名を残るレベルで。
 こういう場合、ヘタに手加減しない方がいいと思うんだ、ウン。

 で、そのジュウオウメンバー。やっぱりみんな、焦りとか鬱積があったのね。そりゃ、見ず知らずの異世界にいきなり飛ばされて、約2ヶ月も帰る手掛かりすら見つからないんじゃ、精神的に参ってもおかしくないわな。
 とはいえ、ジューマンも人間も心は同じなんだと気づいてからのチームプレーは非常に良かった。ちゃんとそれぞれの特技も生かされてたし、組み立て方が本当に上手い。

 それだけに、あのギフトの登場はいいカウンターだったな。一度上げといてもう一回落とすって、さすが外道軍団の総大将(笑)。連中からしたら、これで全滅するならするで、また別の玩具探せばいいや、ぐらいのもんだろうけど、逆にこれを退けるとなると、向こうもちょっと本腰を入れてくるって事かも。
 ついに鳥カイザも現れたし、今後も楽しみだね〜。てか、まだこれで10話なんだよな。結構濃密なんで、もう半年ぐらい観てる気分になってたわ(笑)。


 余談だけど鳥カイザ。髪の毛が真っ白なのは、やっぱり大和ジューマンパワーを与えたから?にしては、割と元気いっぱい飛び回ってたけど、実は死にかけだったりするのかしら?大和の過去にも何か関係ありそうだし、そっち方面も気になるところ。

はい、今週はこの辺で。