でも実際にあの曲を作ったのは、多分亀山さんか高取さんなんだけどね(台無し)

 にしても、凶暴化してひたすら壁を殴り続けるとは、ある意味逆にロックなヤツだな。まあ世の中には、ライブ直前に重度のコカイン中毒で生死の境を彷徨った挙句、全身の血を入れ替えるというちょっと頭おかしい治療法で見事回復、その後のインタビューで「これでまたコカインが打てる」とコメントした、世界的に有名なロックギタリストが(モウイイダマレ)。
 ちなみにそのギタリストの娘は、父親とそのバンドメンバーが家のソファでドラッグやってハイになってる姿を子供の頃から見ているため、自身はその手の薬物には一切手を出していないそうな。うちの親父がヘビースモーカーだったせいで(現在は禁煙)、兄弟全員まったくタバコを吸わないのと同じ理屈か?(多分違)。

 それはさておき、ジュウオウジャー第8話。

 レオの大声、初めて役に立つの巻(オイ)。メンバーの中でも、一番使いどころが限られている彼の能力だけど、ホントにうまく盛り込んできたなぁ。また、彼の良くも悪くも裏表のない真っ直ぐな性格が活かされてて、非常に見応えのあるエピだったよ。

 セラさん。耳の良さがアダに…。最初の方の感想で書いた、能力ゆえの弱点が、ここで生かされるとは。彼女もまた、生真面目で負けず嫌いな性格が空回りしちゃう、オチャメな部分が垣間見えて、なかなか面白かった。

 今週のプレイヤー。ああ、あんな感じのガキども、中の人の出身地では夜中によくいますよ(オイキサマ)。つーか、ナレーションの人も昔ビーストウォーズでパラリラ言ってましたよね(マテ)。

 しかしまあ、何だ。今回のはメンバーが初めて一般人の前でジューマン態になったのも含めて、笑いとシリアス両方バランスの取れた、実にキレイなシナリオだったね。
 それぞれのキャラクターや特性もちゃんと使われてたし、何より、これからまた出てくるだろう、一般人が彼らの正体(ジューマン)を知った時、どうリアクションするかの、よい基準ができたと思う。
 今回のはたまたま上手くいっただけで、例えば、メンバーの誰かが人間に恋をする、またはされるけど、その人を助けるためにジューマン態になったら酷く怯えられた事にショックを受けて(正体は気づかないまま)、結局その人の前から消える選択をしちゃう、とかね。ラリーさんの一件もあるし、中には彼等を受け入れられない人間もいるかもしれないし、そこはあえて、フィルターをかけずに挑んでほしいところだな。

 前々から言ってるとおり、やはり香村さんは上手いね。「よく出来た創作落語のような」と評してるけど、今回のはまさにそんな感じ。この調子でガンガン攻めていただきたく。

 ハイ、今週はこの辺で。