そもそも、リニアモーターカーに線路なんかいらないんですけど(台無し)

 まあ、鉄輪式リニアモーターカーってのは既に実用されてるらしいけど、一般的に言う超電導磁石で車体を浮かせて走らせる、磁気浮上式鉄道の場合は、両サイドの壁(ガイドウェイ)に組み込まれたコイルで推進させるから、いわゆる枕木敷いた線路はいらないとか。

 ちなみに、浮上式であっても停止や非常事態に備えて、引き込み式のゴムタイヤは装備されているそうな。詳しい事は、例によってWiki先生に(エー)。

 つーか、既存の新幹線でさえ、空気抵抗を減らすために流線形の平べったいデザインを採用しとるのに、あんな丸っこい雌雄同体のフォルムで、果たして音速の半分近いスピードに耐えられるのか?画面上ではものすごくゆっくり走っとるように見えたけど、騒音ハンパないと思うな。多分、二人と一匹(?)、魔法学校に着いた頃には鼓膜やられてるね。


 さて、薄汚れた大人がやらしく知識をひけらかしてチビッコの夢を破壊しまくったところで(外道)、魔法つかいプリキュア!第2話。


 みらいさん魔法学校に入学、の巻。某はるはるでさえ、ノーブル学園に合格するのに死にもの狂いで勉強したのに、校長の鶴の一声で即入学ですかそうですか(棘のある言い方)。
 あの学校の規定がどうなってるのかは存じ上げないけども、中には本気で魔法使いになりたくて、必死になって入学してきた子もいるかもだし、そういう子からすれば、伝説のプリキュアだか何だか知らんが、何ホイホイ入学してんだオラってならないのかしら?もっとも、そんな子と切磋琢磨し、いつしか友情が芽生える、なんてドラマもアリっちゃーアリだな(ドッチダヨ)。

 ほっちゃん。実は魔法が苦手でした。ナ、ナンダッテーー!!?まあ知ってたけど(鬼)。何とか退学は免れたとはいえ、どうやらかなりの問題児の様子。だいたい、補習回避のために、伝説のリンクルストーン探してこようって、どう考えてもそっちの方が大変だろうと(笑)。勉強はできるそうだから、頭はいいんだろうけど、その使い方が下手、要するに要領悪い子なんだね、きっと。

 校長。初対面の幼女を、いきなり拉致監禁とは、爽やかな笑顔でなかなかの鬼畜ですな(マテ)。有史以来、プリキュアで青い髪の男は鬼門とされてきたけど(ダカラマテ)、果たして、前作の王子のような有能キャラか、はたまた、どこぞのヘタレヌーディストと同類か。今後の動向が気になるところ。


 さてさて、初回に続いて、主人公二人を取り巻く環境と、物語の説明に終始といった内容だったね。確かに、ものすごく分かりやすい上に、これから何がはじまるのかというワクワク感も満載だったけど、ここまで登場人物の少なすぎるせいか、ちょっと世界観がミニマムに思えてしまったのは、少々残念かな。
 この後、魔法学校の事とか、他の生徒さんとか、色々出てくるのはもちろんとしても、まだ二人の半径数mだけで動いてる感じ。いや、あえてそのくらいギュギュっとフォーカスさせといて、来週から一気にドバっと広がるよ!ってな効果を狙ってると思いたいけど、それが吉と出るか凶と出るか…。
 まあ、ツカミとしては申し分ないんだけどね。

 で、いよいよ二人して魔法学校に通う事になったけども、これはつまり、人間界にはしばらく戻ってこない、という事なのかしら?
 突然娘がいなくなって、親御さんは心配しないのか、もしかしたら某精神と時の部屋よろしく、あちらとこちらでは時間の流れるスピードが違うのか、そもそもどこに寝泊まりするんだ、学費とかどうするんだ、言語は日本語なのか、等々、色々疑問も残るけど、試みとしては意外と面白いんじゃないか、とも個人的には思ってたりする。
 魔法界の事がさっぱり分からないみらいさんに、ほっちゃんがドヤ顔でアドバイスしたり、時には手助けして、そのうち二つの世界を行き来できるようになったら、今後はみらいさんほっちゃんに色々教えて回る、みたいなね。そういうカルチャーギャップによるドラマも、上手く使えば物語を盛り上げる要素として、機能してくれるんじゃないかと。

 観たところ、みらいさんは訳が分からないうちにいつの間にかできちゃう天才タイプ、ほっちゃんは理屈から入って何度も何度も失敗しながら成長していく努力タイプのようだから、「アナタなんかに、できない人の気持ちなんて分からないわよ!」みたいな衝突やすれ違いを経て、より強く結ばれていくとか、そういった面にも注目したいね。


 ハイ、今週はこの辺で。