♪海へ行こうぜ〜はてしーないー海へ〜


 うん、言ってみたかっただけ。

 まあ、世間的に海のお医者さんといえば、某海賊漫画のトナカイなんだろうけど、ジャンプ自体もうかれこれ10年以上読んでないから、今どうなってるのかさっぱり知らないんだよね(笑)。

 そういや随分前に知人が、エロい感じの戦うヒロイン漫画が始まったって大歓喜してたけど、アレどうなったの?つーか、バクマン。でも言ってたけど、女の子が主人公でヒットしたジャンプ漫画って、キャッツ・アイぐらいしかないらしいし。ちなみに「ひばりくん」は違うからね。ドクタースランプの場合は、千兵衛さん主人公説があるんでグレー。


 さておき、「Go!プリンセスプリキュア第44話。


 みなみん、ついに自分の本当の夢と向き合うの巻。かなり初期の段階から、将来は家の事業を手伝うと言いつつ、どこか煮え切らない素振りを見せてきた彼女だけど、ここへ来てようやく素直に、って感じか。
 いや、あの頃はまだ漠然と「家族がこうだから、私もそうしなければならない」と、どこかしらに違和感を覚えつつ、大した疑問も持たずにいたと思うのね。でも、いつぞやの坂本真綾(オイ)との出逢いで、今まで具体的に考えていなかった、否、考えようとしていなかった海への想いが、一気に強くなったんだろうよ。

 いい事じゃないか。彼女ぐらいの年齢だと、将来何になりたいかなんて、まったく考えてない子の方が多いぐらいだぜ?ただ親に言われるまま高校行って、そのまま大学行って、適当にいい成績取って、いざ社会に放り出されて初めて、アレそういや俺ってどうなりたかったんだっけ?なんてようやく気付いて、いつの間にか引きこもって一日中ネトゲやってるか、あるいは40過ぎまでフリーター、なんて珍しくないわけだし。
 と同時に、自分に何ができるか、どこまでやれるのかって、不安になったり、迷ったり、時には先走って失敗したりする時期でもある。もちろん、その夢が叶うかどうかはまた別の問題だけど、若いうちに、できれば義務教育の段階から、そういう事をしっかりと経験しておくことは、彼女達にとって後々アイデンティティを形作るほどの、財産になるはずなんだよ。

 また、そのうまい具体例として、担任の先生がここで見事に機能してるのがニクい。彼女もまた、子供の頃にあれこれ悩んで、おそらくどこかで挫折して、それでもそういった経験を踏まえた上で、今度は生徒たちの夢を応援しようとシフトしてるわけだから。なんだよ、すげぇいい先生じゃん!!ちょっとモンスターズ・ユニバーシティマイク思い出してウルッと来たわ。

 次回、その気持ちをご両親とお兄さんにぶつけてしまうようだけど、やっぱり向こうとしては複雑だろうな。娘の夢を応援したいけど、家の事業も手伝ってほしいし、多分そのつもりで育ててきたんだろうし。もし、ゼツボーグに囚われる当番が彼女のご両親だとしたら、その辺掘り下げられそうな予感。ともかく期待しかない。


 余談。みなみんの様子を察して、何かしら手助けしようとしたきららさん。結果的には失敗してしまったけども、ちょっと前の彼女なら考えられないような行動で、ここでも彼女の成長の一片が見られてよかった。
 割とああいうタイプの子は、自分に向いてない事とか、不慣れな事は人に任せちゃう傾向があるけど、そんな彼女が見様見真似でも、自分が助けられた時と同じようにしてあげようとするってのは、実は相当な事だよ。
 だって、基本カッコ悪い事したくない子が、そういったある意味で恥ずかしい部分をあえて見えるって、すごい事じゃない?もちろん性格が悪いとかそういう事じゃなくて、前にはるはるの件で書いたプライドの話と同じで、自分の見た目や体裁より、相手の慮る気持ちを優先するって事。一話からの(彼女の本格参戦は4話だけど)小さな積み重ねが、こういう目に見える形で現れるのは、ずっと本作を観続けてきた身としてもうれしい限りだね。


 あと、フローラさんのプクーッも超可愛かった(笑)。あれはズルいわ。可愛いって言わざるを得ないわ。


 ハイ、今週はこんな感じで。