仮面ライダーゴースト、第1話。

 本当は宮本武蔵が出てきたから、いつものバキネタやろうかと思ったけど、ツイッターでも散々やってるからやめた。


 で、いよいよ始まりました仮面ライダーゴースト」


 当初は「幽霊のライダーって…」とか、「随分と胴回りが太ましいデザインだなぁ」とか、「マスクが変態仮面っぽい」とか色々言われてたけど、例年通り動くとカッコよく見えるもんだな。毎度の事ながら、ちゃんと長いスパンで視聴してもらう事を想定してのデザインって、本当に大変だし、センスが問われる仕事だなーと思うわ。
 しかし、夏の「劇場版ドライブ」でプレデビューした時は、もっとこうユラ〜ッとしてたけど、あの時はまだキャラが定まってなかったのか?つーか、ロイミュードにも見えてたのは…?

 主人公。電王以来のヘタレキャラっぽいけど、これから回を重ねるごとに逞しくなっていくのかしら。英雄に憧れる少年が、英雄の力を借りてヒーローになるも、そのうち自分自身の力で真の英雄になるべく奮起する、みたいな。じゃあ最終フォームは「オレ魂」の進化形で「カケル魂」で決まりだな(エー)。
 で、年末か春の映画で、ショッカーに倒された他のライダー全員の魂が宿った眼魂で変身するんだよ(笑)。

 竹中さん、まさかのレギュラー出演。前作の鶴太郎以上に、フリーダムでした。一年通して、あのテンションのままで行くおつもりなんだろうか…。キャラクター的にも、敵か味方かまだよく分からないし、今後が気になるところ。

 まあ竹中さんに限らず、今回は西村和彦さん(イエローライオンの人)森下能幸さん(歯並びの悪い不気味キャラでお馴染み)、さらに佐野泰臣さん(金八先生の息子役)と、特撮にしては珍しいぐらいの豪華俳優陣が顔を揃えてるね。メインライターも、ライダー初参戦の福田卓郎さん(「就職戦線異状なし」「愛を積むひと」脚本担当。実は「ウルトラマンマックス」も手掛けてます)だし、ちょいとこれまでの平成ライダーとは違うテイストを試したいって意向をアリアリと感じるな。
 (ちなみに氣志團が歌うOPも、龍騎以来13年ぶりに藤林聖子さん以外の作詞なんだと。)

 アイテムからして、初代のような怪奇ホラー的なイメージへの回帰(駄洒落じゃないよ、ホントだよ!)を計ってる印象もあるけど、前に一度新しい事やろうとして、(少なくとも作品的には)大失敗した例もあるから、ここは少し慎重にやっていただきたいところ。頼むから、また最終回に主人公が神様仏様に転生する、みたいな展開やめてね(エーー)。

 てか、これ観てバカな子供が、眼魂持って死んだら生き返って仮面ライダーになれるんだーなんて勘違いしない事を、強く願う。いやむしろ、「子供がこんな事したらどう責任取るんですか!!」って怒鳴り込んでくる、バカな親が現れない事を願う方が先か(エーーー)。


 とにかく、また一年間楽しませていただきますんで、どうぞよろしく。各話の感想は…、まあ気が向いたら。実は「ドライブ」も、残り4話ぐらい未消化のままだし…。


 余談。今回のベルトの音声、m.c.A・Tと聞いてちょっとビックリした。みんな、あの人は日本のヒップホップの歴史を語る際、必ず名前が挙がるぐらいのビッグネームなんだよー、身長はかなりスモールだけど(オイ)。とはいえ、ご本人もライダーファンを公言されてるから、きっと収録もノリノリだったに違いない。何なら、映画にゲスト出演されるね(笑)。