「アラビアのロマンス」DVDで視聴

 風と共に去りぬを観た後、フォロワーさんにオススメされるままレンタル。これがまた、負けず劣らず長かった(笑)。別に長い映画が観たいわけではないんだけど…。いや、面白かったからいいけどね。

 さておき。
 主演のピーター・オトゥールのイケメンっぷりはもちろん、単にカッコいいだけでなく、英雄として祀り上げられながら時代と人間の業に翻弄された男の半生を、時にコミカルに、時に哀愁と寂寥に憂う表情で体現する姿は見事。広大な砂漠とそれに繋がる様々な表情を見せる空、そして中東の街並みのコントラストも美しい。個人的には、砂漠を抜けた先に、突然表れる運河のシーンが印象に残った。

 実話ベースながら、さりげなく公開当時の社会情勢に対するメッセージなども盛り込まれていて、満足度は非常に高い。ジョセフ・ジョースターは本作を2回も観たそうだが、機会があるなら今度は映画館で鑑賞したいところ。

 さて、次は何を借りて来ようか。盆休みに入る事だし、いっそ「ラスト・エンペラー」ベン・ハー、あるいは脅威の6時間39分を誇る超大作ジョルダーニ家の人々でも観てみるか。
 …いや、しばらく長いのはいいや。2時間弱でまだ観てないのを探して観よう、ウン。