ぴかりが丘にはレインボーラインの駅はないんでしょうか(小並)
ハイハイ、いつもの定番ネタですよ。
というわけで、トッキュウジャーと鎧武の春休み合体スペシャル、という体の映画販促回(オイコラ)。
思えば数年前、ディケイドがシンケンジャーの世界に行く話は、特撮史に残る大事件であると同時に、作中屈指の名エピだったわけだけど、今やスーパー戦隊と仮面ライダーは1セットが当たり前になっちゃってるからなぁ。「ドラゴンボール」と「ワンピース」なんかもそうだけど、東映とバンダイ的には、人気作と人気作を掛け合わせたら、人気が倍になるみたいな考え方かしら。
そりゃあ、一ファンとして嬉しい事は嬉しいんだけど、こんなのは小出しにするから有り難味があるんであって、散々ライダー全員集合だの、スーパー戦隊大集結だのやった後だと、ぶっちゃけ食傷だよね。だから一時間丸々という新しい試みだったにも関わらず、正直新鮮味はなかったし、むしろ、今までが今までだった分、逆に食い足りなささえ覚えてしまう。より過激に、より派手にを突き進めた結果、ちょっとやそっとじゃ満足できないなってしまった典型だな。
元々さ、スーパー戦隊ってライダーの放送局が変わる際、その穴を埋める形で始まったわけだから、本来はそう簡単に交わってはいけない存在なんかもしれんわけで。いや、いがみ合うとか陰で悪口言い合うとか、陰湿な関係じゃなくて、黎明期の新日本プロレスと全日本プロレスみたいな、お互い深く関わり合おうとはしないものの、常に意識して刺激し合うライバル同士というかさ。
そのプロレスも、00年代に全日選手のほとんどが離脱→ノア設立辺りから交流戦が盛んになって、健介VS川田といった、ちょっと前まで夢のまた夢みたいなカードがバンバン組まれて、一時的にすごい盛り上がったんだけど、ある程度それが当たり前になってきた頃にくると、今度は逆に「観たいものがなくなった」とファンが大量に離れていった時期があったのね(ちょうどその頃、K−1やプライドなんかの格闘技ブームが来たってのもあるんだけど)。その後、棚橋や中邑、KENTAや丸藤といった若手選手の頑張りで、どうにか苦境を乗り越え、今日の再最盛期を取り戻したわけだけど、この調子で行くと、この2作品にも近いうち、そういう寒い時期が来ちゃうんじゃないかなーと、妙な危惧を覚えてしまうんだよ。
だから、交流すんなっていうんじゃなくて、もうそろそろやり方を考えないとダメだよねって事。例えば、年末年始のMOVIE大戦かVSシリーズよろしく、現在放送中の作品にフォーカスして、過去作も何らかの繋がり、それこそキョウリュウジャーだったら恐竜戦隊、鎧武だったら名前に漢字が入ってるライダーといったメンバーを選出した上でストーリーを組み立てる、とかね。
5月にはリメイク版「キカイダー」も公開されるらしいし、どっかで歯止めかけないと、最終的に「オール石森ヒーローVSオール八手ヒーロー大戦」とか、1000人単位のヒーローが動き回るしっちゃかめっちゃかの映画撮るはめになるぜ。ユーザーは派手さや豪華かを求めてるんじゃなくて、いかに面白いか、金払って観に行く価値があるかを求めてるんだから、一度この辺で、その原点に立ち返るべきなんじゃないかと。
とまあ、高卒低所得が偉そうな事を書き連ねてしまったが、とはいえ、話し自体は無理なく収まってたし、それぞれの持ち味を殺す事なく、しかも前半と後半で各チームの見せ場もきっちり用意してあって、完成度はまずまずだったね。何より、近所に映画館がなかったり、家庭の事情でめったに映画を観に行けない子達にとっては、これ上ないサプライズだったんじゃないかと。
上記したとおり、そんなしょっちゅうはやらなくてもいいけど、チビッコの夢を壊さない程度に、あるいは視聴者が飽きない程度に、今後も交流を深めていただきたいところ。
つーか、東映ならそろそろ「プリキュア」と「セーラームーン」もコラボ、普通にやりそうだな(笑)。
ライト。ヘルヘイムの実、食ったらどうなるか、やってみたらよかったのに(マテ)。あの後、買出しに行ったワゴンさんが「とっても美味しそうな果物が生ってたんでー、採ってきちゃったのー、キャハ♪」とか言って、みんなに食わせてたら面白かったのに(ネェヨ)。
…はっ、まさか名物「ユグドラ汁」の中身って!!(ダカラネェヨ)
トカッチ。サイフ係です。完全なサイフ係です。今後メンバーが飲み食いした分も、彼の労働で支払われると思うと、涙と含み笑いが止まりません(鬼)。
カグラさん。あのケーキ屋は、完成乏しい人が行くとつまみ出されるからやめといた方がいいよ。特に、全身ピンクのタイツ姿で行った日にゃ、ドリアンさんのドリアンが飛んで来るから注意ね(ドユコト?)
バロンさん。うん、バナナの人です。誰がどう見てもバナナの人です。
斬月さん。まさかのギャグキャラ回(笑)。ドリフ?その年でドリフ?
鳴滝。スペースショッカーの幹部が、ただの便利キャラに…。あの温厚な関根さんを困らせるとは、マジ許すまじ!!(エー)
フィフティ−ン。やっぱりツッコまれたね、頭の「十五」(笑)。つーかライダー1号の声は違う人だったのに、彼の声はちゃんと板尾さんだったのに驚いた。できればトッキュウジャーの強さもアンテナで判定してほしかったところ(エーー)。
じゃ、今週はこの辺で。
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