1月、2月に鑑賞した映画 その2
で、昨日の続き。
「脳男」
邦画にしては頑張ってるサスペンスアクション。とはいえ演者、特に悪役少女二人の過剰な芝居と、ありがち過ぎる展開が少々残念。ラストの伏線の張り方は上手かっただけに、実に惜しい。
しかし、なぜにキング・クリムゾン?
☆☆☆★★++
「ゴーストライダー2」
元々期待していなかったものの、想像以上につまらない。ストーリー、ギミック、アクション、人間相関、ニコラス・ケイジの髪の毛、その全てがビックリするほど超絶的に薄く、爽快感も高揚感もまるでナシ。今年のワースト映画最有力候補。
☆☆★★★
「ゼロ・ダーク・サーティ」
凄惨な拷問など過激なシーンばかりが話題になっているきらいがあるが、9・11同時多発テロからビンラディン暗殺までの舞台裏を描きつつ、主人公をはじめとするCIA、あるいはアメリカ側の人間と同じく、相手側(アルカイダ党員等)の人間性にもスポットを当てた、単なるラブ&ピースムービーとは一線を画する良作。
題材が題材だけに、非常に重苦しい場面が続き、正直娯楽性には乏しいが、平和を謳歌する我が国こそこういう作品を観ておく必要があるのではと思う。
☆☆☆★★+++
「草原の椅子」
成島出監督らしい、人間描写と自然の美しさが光る一本。単純明快な愛情や友情、あるいは「幸せとは何か」を、時にシリアスに、時にユーモラスに描く中に、「男っていくつになっても変わらないよね」という自虐にも似た皮肉が、ワサビのようにツンと利いている。
出番こそ少ないが、小池栄子の怪演にも注目。
☆☆☆★★+++
「逃走車」
全編車内からの映像のみというアイディアには感心するものの、それ以上のものは特になく。サスペンスとしては少々普通すぎる上に厚みがなく、アクションとしても迫力不足。わざわざ南アフリカを舞台にいた意味もよく分からないし、あらゆる面において中途半端。
まだまだ改良の余地が見られるが、某パラノーマルなんちゃらアビリティよろしく、この半竹の状態のまま続編やコピー作品が量産されない事を、切に祈る。
そういえば、全編車体からの映像と言えば、何年か前に「10話」というフランスかどっかの映画があったような。未見だけども、DVDとか出てるのかしら?
☆☆☆★★
- アーティスト: キング・クリムゾン
- 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: CD
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ハイ、明日からはちゃんとしたレビュー書きます。…多分。