「マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!」感想
「マクロスF」と「マクロス7」の世界を融合させた「ハイブリット・ロック・アニメ」・・・という触れ込みながら、実際には「マクロスF」の新作映像に載せた「マクロス7」の総集編。
一応、双方ドキュメンタリーのような形態を取ってはいるが、次々と届けられるビデオテープを観ながら、FIRE BOMBER(主にギター&ボーカルの熱気バサラ)について、「F」のキャラクター達が思い思いの感想なり意見なりを言い合うといった内容で、基本ストーリーらしいものは特になし。
それでも久しぶりに、しかも大きなスクリーンと映画館の音響でFIRE BOMBERの曲が聴けたのは、一ファンとしては非常に嬉しい。
あのザックリした映像で、「F」から入った若いファンに「7」の良さが伝わったかは甚だ疑問だが(バサラがシビルを眠りから覚まそうと唄うシーンなど、本編では1〜2ヶ月やってたような・・・)、少なくともFIRE BOMBERの良さは分かっていただけたのではと、確信する。
ただやはり、欲を言えば「F」だけでなく、「7」の新作映像も欲しかったところ。予告動画の、VF-25メサイヤとファイアーバルキリーと思しき機体が今まさに飛び立とうとするシーンに、まさか時間と時空を飛び越え、シェリルとバサラ、ランカたんとミレーヌたんが夢の競演実現かっ!?と期待していただけに、非常に残念。
せめてFIRE BOMBERのメンバーと、マクロス7船団の乗組員および市民達がその後どうなったのか、チラッとだけでも紹介してくれていれば、満足度もググッと上がったはずなのに・・・。
(もっとも、時系列的に還暦越えたマクシミリアン艦長とミリア市長なんて、あまり見たくないけど 笑)
まあとはいえ、元々イベント上映用の作品であるし、FIRE BOMBERまさかの新曲、そしてシェリルとランカたんによるカヴァーが聴けただけでも、充分に見に行ったかいがあったとしよう、ウン。
(…アレ、こんな事「ギャバン」の感想でも書いたような気がするな。デ・ジャヴか?)
出来れば本作を機に「7」の再評価、及び「F」との合作アルバムリリースを願う。シェリル&ランカたんの「MY FRIENDS」「REMEMBER 16」、ミレーヌたんの「星間飛行」「ライオン」、スッゲェ聴いてみたい!!!!
あと、バサラは弾き語りで「ダイヤモンドクレバス」を(笑)。意外とイケると思うんだけど、どう?
☆☆☆★★
あくまで映画として評価はという意味で、星3つ!!
…ところで、今回まったく顔を見せなかったアルト姫は一体何をしてたの?またヘマやらかして謹慎処分中?