2015年の映画

「ラブライブ!The School Idol Movie」感想

電撃G's magazine×サンライズ×ランティスの合同プロジェクトにして、日本のみならず世界中に「ラブライバー」と呼ばれる熱狂的なファンを持つ人気テレビアニメシリーズの後日談にして、完結編。3年生の卒業を期に、解散を決めたμ'sのメンバー9人。そこに届…

「海街diary」感想

吉田秋生原作のコミックを、「そして父になる」の是枝裕和監督・脚本(兼編集)で映画化。鎌倉を舞台に、かつて家族を置いて家を出ていった父が残した腹違いの妹と、彼女を引き取った3姉妹との一年間の暮らしを描く。 人間描写の掘り下げに定評のある是枝監…

「トゥモローランド」感想

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のブラッド・バード監督、「ゼロ・グラビティ」のジョージ・クルーニー主演。ディズニーパークの同名のテーマランドを題材に、全てが可能になる夢の未来世界を巡って、大冒険を繰り広げるSFアドベンチャ…

「百日紅 〜Miss HOKUSAI〜」感想

時代考証家としても知られる漫画家・杉浦日向子原作のコミックを、「カラフル」の原恵一監督、「真夏の方程式」の杏主演(CV)で長編アニメ映画化。 江戸時代末期の天才浮世絵師・葛飾北斎と、その三女で同じく浮世絵師のお栄(後の葛飾応為)を中心とした…

「這いよれ!ニャル子さんF」感想

逢空万太のライトノベルを原作とした、2012年、及び2013年放送のテレビアニメシリーズの劇場版。 いろんな意味で好評と物議を博した人気シリーズの劇場版だが、これがまさかの1時間尺。しかも、前半は1期と2期の総集編、新作エピは残り約30分で…

「台風のノルダ」感想

2011年に新進気鋭のクリエイター達によって設立、「フミコの告白」で知られるスタジオ・コロリドの劇場最新作。離島の中学校を舞台に、台風とともにやってきた謎の少女と、彼女を救うべく奮闘する少年の姿を描く。 おおよそ45分という、今日日OVAの…

「メイズ・ランナー」感想

ジェームズ・ダシュナー原作のヤングアダルト向けSFスリラー小説を、TVドラマ「ティーン・ウルフ」(2011年)のディラン・オブライエン主演で映画化。記憶をなくし、巨大な迷路に囲まれた謎の施設へと送り込まれた少年たちが、脱出を目指して奮闘する。 …

「天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜」感想

赤塚不二夫生誕80周年企画として、国民的ギャグマンガ「天才バカボン」と、国民的アニメ「フランダースの犬」がコラボ。「秘密結社 鷹の爪」のFROGMAN監督・脚本・声の出演で、長編アニメ映画化。 まったくいつも通りの、「鷹の爪」に代表されるFROGMANのFLA…

「イニシエーション・ラブ」感想

乾くるみ原作のミリオンセラー小説を、「悼む人」の堤幸彦監督、「LIAR GAME」シリーズの松田翔太×「もらとりあむタマ子」の前田敦子主演で映画化。 元海砂利水魚ことくりぃむしちゅーの有田哲平をはじめ、多くの芸能人が絶賛。「あなたも騙される」「必ず二…

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」感想

「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(兼脚本・製作)、「バットマン」のマイケル・キートン主演。かつてヒーロームービーで一世を風靡したものの、その後は泣かず飛ばずの俳優人生を送ってきた男が、再起をかけてブロードウェイの舞台…

「シンデレラ(2015年)」感想

世界でもっとも有名な童話の一つ「シンデレラ」を、「マイティ・ソー」のケネス・ブラナー監督、「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」のリリー・ジェームス主演で実写映画化。 グリム兄弟やジャンバッティスタ・バジーレが執筆したものの他に、…

「王妃の館」感想

直木賞作家・浅田次郎原作の長編小説を、「探偵はBARにいる」の橋本一監督、「相棒」シリーズの水谷豊主演で映画化。フランス・パリのヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ14世が寵姫のために建てたとされる伝説のホテル「王妃の館(シャトー・ドウ・ラ・…

「寄生獣」「寄生獣 完結編」感想

岩明均原作のベストセラーコミックを、連載から20年の時を経て、「永遠の0」の山崎貴監督、「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」の染谷将太主演で映画化。 例によって前後編合わせてのレビュー。率直な感想を言えば、日本がハリウッドより先に「バイオハザ…

「龍三と七人の子分たち」感想

今や日本映画界を代表する映画監督「世界のキタノ」こと北野武監督最新作は、引退した元ヤクザのジジイ達が、詐欺グループの若造どもを成敗するべく立ち上がるドタバタブラックコメディ。 前作「アウトレイジビヨンド」から一転、北野監督の十八番であるヤク…

「KANO 1931海の向こうの甲子園」感想

「セデック・バレ」で知られる俳優・馬志翔の監督デビュー作。1931年、大日本帝国統治時代の台湾で、甲子園出場を果たした嘉義農林学校(通称・嘉農)野球部の実話を基に映画化。 台湾制作ながら、永瀬正敏氏ら多くの日本人キャストが出演。時代背景から…

「ドラゴンボールZ 復活の「F」」感想

今なお世界中で絶大な人気を誇る、鳥山明原作の伝説的コミックの劇場版アニメーション作品最新作。ドラゴンボールにより復活を果たした悪の帝王・フリーザと、悟空達との壮絶な戦いを描く。 2013年公開「ドラゴンボールZ神と神」の続編にして、悪役の中…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」感想

いがらしみきお原作のコミック「かむろば村へ」を、「恋の門」の松尾スズキ監督・脚本・出演、「舟を編む」の松田龍平主演で映画化。お金アレルギーになった元銀行員の青年が、一円もお金を使わずに生きていくためにやってきた限界集落寸前の寒村で、異常に…

「ジュピター」感想

「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー姉弟監督・脚本・製作、「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム×「ブラック・スワン」のミラ・クニス主演。家政婦として働くジュピターが、地球を支配する王朝の次期女王である事を知らされた事をきっかけに、権力…

「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」感想

仮面ライダーとスーパー戦隊によるクロスオーバームービー第4弾。仮面ライダー1号、2号が倒された事で歪んだ歴史世界で、ドライブが謎の仮面ライダー3号とともに、ショッカーに戦いを挑む。 正直前三作は、いかにも寄せ集め的なやっつけ仕事といった観バ…

「花とアリス殺人事件」感想

「スワロウテイル」の岩井俊二監督初の長編アニメーション映画作品にして、同監督の2004年公開作品「花とアリス」の前日譚。 前作同様、荒井花(花)を鈴木杏、有栖川徹子(アリス)を蒼井優が演じる本作。さすがに10年以上も前の作品の前日談を、生身…

「イントゥ・ザ・ウッズ」感想

「シカゴ」のロブ・マーシャル監督。おとぎ話の主人公達のその後を描く、トニー賞受賞のブロードウェイミュージカルを映画化。 日本でもお馴染みの物語のキャラクターを、メリル・ストリープをはじめ、アナ・ケンドリック、エミリー・ブランド、クリス・パイ…

「映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」感想

毎年恒例、歴代プリキュアが一堂に介するスペシャルコラボムービー第7弾。歌とダンスの国・ハルモニア王国に招待されたプリキュア達の活躍を描く。 これまでの「DX」「NewStage」とは打って変わり、タイトルどおり歌とダンスのお祭り要素にウェイ…

「アメリカン・スナイパー」感想

イラク戦争に4度従軍、160人以上を射殺した伝説の狙撃手クリス・カイルの自伝を、「許されざる者」のクリント・イーストウッド監督、「世界にひとつのプレイブック」のブラッドリー・クーパー主演で映画化。 「ジャージー・ボーイズ」から約半年、またし…

「エーゲ海の女神」観了

【楽天ブックスならいつでも送料無料】ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.2 ...価格:4,536円(税込、送料込) というわけで、「ストライクウィッチーズOperation Victory Arrow」第2弾、観てまいりましたー。 (…あ?広島は大都市からか…

「6才のボクが、大人になるまで。」感想

「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター監督(兼脚本&製作)、「エド・ウッド」のパトリシア・アークエット、「ガタカ」のイーサン・ホーク他出演。ある少年が6歳から18歳になるまでの成長と、その周囲の人々の人間模様を描くヒューマ…

「悼む人」感想

第140回直木賞を受賞した天童荒太原作の長編小説を、「20世紀少年」の堤幸彦監督、「横道世之介」の高良健吾主演で映画化。ある出来事をきっかけに、事件・事故で亡くなった人を悼む旅を続ける男と、彼を取り巻く人々を描く。 言わんとする事は、分からなく…

「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」感想

「ムーミン」シリーズの生みの親である作家トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して、母国フィンランドで初めて製作された長編劇場アニメーション作品。 お馴染みムーミン一家が、小さなボートでムーミン谷を飛び出し、南の海まで旅行に行く様子を描いた本…

「ミュータント・タートルズ」感想

1985年に誕生したアメリカン・コミック「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」を、「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ製作、「世界侵略: ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマン監督で、4度目の映画化。 やってる…

「マッハ!無限大」感想

世界のアクションスター・トニー・ジャーの映画復帰作。 ちなみに、タイトルこそ「マッハ!」だが、実際には2005年公開「トム・ヤム・クン!」の続編との事。 さておき。トニー演じる純朴ムエタイ青年カームが、象を巡って犯罪組織とガチンコの殴り合い…

「ジョーカー・ゲーム」感想

柳広司原作の短編ミステリー小説を、「SR サイタマノラッパー」の入江悠監督、「妖怪人間ベム」の亀梨和也主演で映画化。 悪くはない、とは思う。ストーリー、出演者の演技を含め、いい物が揃っていた、とも思う。が、しかし、亀梨くんとKAT-TUNの熱狂的ファ…